米シカゴ連銀総裁:弱いインフレ、一時的な現象ではない可能性も

米シカゴ連銀のエバンス総裁は、米経済のインフレが弱いのは一時的な要素のみが原因ではない可能性があるとの認識を示した。

  11日にチューリヒでのイベントで講演した総裁は、インフレ期待の調査を引き合いに、低いインフレ期待に関しては一時的な要素に重点を置いている説明があることに自分は「神経質」になっていると述べた。エバンス総裁は以前、そうしたインフレ期待が国民の間で定着し、それが原因で金融当局はインフレ率を目標に戻すことがさらに困難になる可能性があるとの懸念を表明していた。

  エバンス総裁は11日、米経済は力強いとも指摘したほか、世界および欧州で経済成長が改善していることに言及した。 

  総裁はさらに、そうした状況を踏まえ「利上げにふさわしい時期か否かについて、年内に極めて率直な議論を行う余地がある」と語った。

  総裁は「当局のバランスシートを調整していくと9月に発表したばかりだ。それにより一定の期間、極めて控えめながら追加の制約がかかることになる」と指摘。「そうした状況は、当局を次の段階に進ませることになるだろう。つまり、緩和解除において緩やかで辛抱強いアプローチを取ることだ」と続けた。  

原題:Fed’s Evans Says Weak Inflation May Not Be Temporary Phenomenon(抜粋)

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中
    LEARN MORE