英財務相:「合意なし」離脱に備え予算拠出-交渉進展なければ新年に

  • 「怒りにまかせた離脱の可能性」に備える必要-ハモンド財務相
  • 即時の拠出は否定、交渉進展状況を新年まで見守る姿勢打ち出す

ハモンド英財務相は11日、2018年序盤までに欧州連合(EU)離脱交渉の明確な進展が見られなければ、「合意なし」の離脱に備えるための追加予算の拠出を開始すると述べた。

  財務相は下院財務委員会で「確かに着実に移行期の合意に向かって進んでいるという確信が持てなければ、新年には一部の分野で支出を始める必要があるだろう」と述べた。直ちに拠出することは拒否した。

ハモンド財務相

フォトグラファー:Matthew Lloyd / Bloomberg

  交渉が決裂し航空管制についての合意もないため航空機が離陸できなくなる事態も「理論的にはあり得る」が、そのようなシナリオを「真剣に信じている」者はいないと指摘し、「合意なし」の場合でも一部分野についての合意はできると語った。

  ただ、「協力ができない、あるいは自らの経済的利益に必ずしも一致しない行動を取るような怒りにまかせた決裂という可能性」にも備える必要があると説明した。

  英国は合意の有無にかかわらず19年3月にEUを離脱する予定。

原題:Hammond Warns U.K. Must Prepare For ‘Bad-Tempered Brexit’(抜粋)

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