コーエン氏、ヘッジファンド業界復帰で高水準の手数料検討-関係者

  • 運用手数料が2.75%以上のほか、一部コストを顧客に転嫁の可能性も
  • 成功報酬は10-30%と、かつて得ていた50%を下回る公算が大きい

ヘッジファンド業界における手数料の高さに対する投資家の反発も、これまでかもしれない。

  来年1月1日まで外部資金の運用を当局に禁止されているスティーブン・コーエン氏(61)は、業界復帰の可能性で少なくとも2.75%の運用手数料のほか、一部コストを初めて顧客に転嫁させることを検討したと事情に詳しい関係者が明らかにした。成功報酬はコーエン氏がかつて得ていた水準に比べれば低くなりそうなものの、手数料は業界の現行水準を優に上回る内容となる。同氏の広報担当者、ジョナサン・ガスサルター氏はコメントを控えた。

  コーエン氏がかつて運営したヘッジファンドのSACキャピタル・アドバイザーズは4年前に証券詐欺で有罪を認め18億ドル(約2030億円)の罰金を支払ったが、それ以前は業界屈指の手数料・成功報酬で知られていた。ヘッジファンド業界はリターンが全般的に昨年低迷し、手数料の高さに対する批判が投資家から相次いだ。コーエン氏は罪には問われていない。

  関係者によると、年間の成功報酬としてコーエン氏は利益の10ー30%を請求する可能性がある。SACは運用手数料で資産の最大3%、成功報酬で利益の最大50%を求め、1992年の開始後のリターンは年率30%となっていた。調査会社ヘッジファンド・リサーチによれば、運用手数料2%、成功報酬20%が伝統的だったヘッジファンド業界の報酬モデルは現在、それぞれ1.5%、17%前後となっている。

  非公開情報だとして匿名で語った関係者はコーエン氏の新会社スタンフォード・ハーバー・キャピタルについて、同氏が主に政府系ファンドから20億-50億ドルの調達を探る可能性があると話した。新ファンドの詳細は流動的で、コーエン氏は来年1月1日が過ぎるまで出資の可能性がある投資家とは会わない。

原題:Cohen Is Said to Eye High Fee Structure in Hedge Fund Relaunch(抜粋)

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