スイスのUBSグループのセルジオ・エルモッティ最高経営責任者(CEO)は10日、金融危機で同行に生じた資本や負の遺産の問題が解決したことを示唆し、ウェルスマネジメントで世界最大手の同行に対する株主の注目先はリターンに向かいつつあるとの認識を示した。

  エルモッティCEOはニューヨークでブルームバーグテレビジョンのインタビューに答え、「投資家は規制当局の基準を満たすための資本増強が終わり、負の遺産関連の費用対応も行われた局面を待っている。当行は順調に進んでおり、対応はほぼ終わったというか、その局面に達している。投資家には今、配当や自社株買いを通じたキャッシュフローの還元を示す必要がある」と述べた。

  UBSは金融危機以降、従来よりも高い損失吸収能力を求める規制への対応でトレーディングを控えてきた。そうした基準を満たし負の遺産問題に対応する資金もそれほど必要がなくなった現在、エルモッティCEOはリターン向上に期待を込めている。5月には10年ぶりに自社株買いを実施する可能性を示した。

原題:UBS’s Ermotti Says Investors Need Returns as Capital Issues Fade(抜粋)

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