銀行規制当局者、ワシントンでバーゼル3協議の行き詰まり打開目指す

  • 資本フロア見直しで交渉担当者は72.5%で妥結-関係者
  • 今週ワシントンで開かれる一連の国際会議で交渉進展も
Photographer: Bloomberg/Bloomberg via Getty Images

前回の金融危機から10年を経た世界の規制当局は、危機再発防止を目指した銀行資本規制「バーゼル3」の最後の仕上げに臨む。

  事情に詳しい複数の関係者によれば、バーゼル銀行監督委員会の交渉担当者らは先週、バーゼル3の完了を遅らせている1年にわたる交渉行き詰まりの打開案をまとめた。最終合意は中央銀行総裁やバーゼル委の監督機関の承認が必要になる。

  交渉で最後に残された大きな障害は、大手行が内部の統計モデルで資産リスクを計測して資本要件をどこまで引き下げできるか定める資本フロアの水準だ。欧州は規制当局が定める標準的手法から引き出された結果の70%を資本フロアとしたい考えだが、米国は75%にするよう求めてきた。交渉担当者はこの違いについて72.5%で妥結したと関係者の1人は述べた。

  資本フロアに断固反対してきたフランスがこれで満足するかどうかはまだ分からないが、今週はフランス銀行(中央銀行)のビルロワドガロー総裁が一連の国際会議出席のためワシントンを訪問する予定で、次の動きが出てくる可能性があると関係者は匿名を条件に話した。

  ルメール仏経済・財務相は10日にルクセンブルクで「中銀主導の交渉だ。われわれの立場は明白だ。ワシントンで新たに議論を行う」と述べ、バーゼル3が「資本要件の大幅引き上げ」につながらないようにすべきだとの仏側の主張をあらためて示した。

原題:Bank Regulators Seek Washington Breakthrough in Basel Talks (1)(抜粋)

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