10日の米株式相場は反発。主な株価指数は取引時間中の最高値を更新した。ウォルマート・ストアーズが消費関連株をけん引したほか、原油高を背景にエネルギー銘柄も高い。スペイン・カタルーニャ自治州政府のプチデモン首相はスペインからの即時独立を宣言することは控えた。

  • 米国株は反発、ダウ平均が最高値を更新-ウォルマートが高い
  • 米国債は小幅高、カタルーニャ情勢で欧州債は軟調
  • NY金は続伸、2週間ぶり高値-カタルーニャ独立問題で
  • NY原油は続伸、50ドル台-供給だぶつきが解消されるとの見方

  トランプ米大統領とコーカー共和党上院議員の対立で、税制改革成立への見通しが暗くなっている。11日に公表される9月の連邦公開市場委員会(FOMC)会合の議事録を待ちたいとの雰囲気もあった。S&P500種株価指数とダウ工業株30種平均、ナスダック総合指数はいずれも取引時間中の最高値を付けた。

  S&P500種株価指数が前日比0.2%上げて2550.64で終了。ダウ工業株30種平均は69.61ドル(0.3%)高の22830.68ドルと、終値ベースでも最高値を更新した。ニューヨーク時間午後5時現在、10年債利回りは前日比変わらずの2.36%。

  ニューヨーク金先物相場は続伸。終値では9月26日以来の高値となった。スペイン・カタルーニャ自治州の独立問題を巡り、逃避の買いが強まった。ニューヨーク商品取引所(COMEX)の金先物12月限は前日比0.7%高の1オンス=1293.80ドルで終了。

  ニューヨーク原油先物市場ではウェスト・テキサス・インターミディエート(WTI)先物が続伸。2週間ぶりの大幅高となった。産油国が減産措置を延長、あるいは減産幅を拡大するとの観測が広がった。ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のWTI先物11月限は前日比1.34ドル(2.7%)高の1バレル=50.92ドルで終了。ロンドンICEの北海ブレント12月限は82セント上げて56.61ドル。

  フランク・キャピタル・パートナーズのポートフォリオマネジャー、ブライアン・フランク氏は「経済は順調に推移していると言える。投資家は目の前のリスクを明確に指摘することができないでいるようだ」と述べた。

  プチデモン首相は10日、バルセロナの州議会で演説し、10月1日の住民投票によって独立を推進する権限が自身に与えられたが、ラホイ政権と対話するため投票結果の発効を数週間「停止」すると述べた。プチデモン氏はこの協議には欧州連合(EU)が関与するべきだとの考えを示し、カタルーニャ離れが進む企業からの信頼回復に努めた。

  今週は国際通貨基金(IMF)・世界銀行の年次総会が開催される。JPモルガン・チェースに加え、シティグループやバンク・オブ・アメリカ、ウェルズ・ファーゴなどの米銀も今週、決算を発表する。そのほかにはブラックロックやドミノ・ピザの決算発表も控えている。

  今年は大西洋でのハリケーン活動が活発なため、米国の小売売上高や消費者物価指標に影響が色濃く出るとみられている。

原題:U.S. Stocks Hit New Highs, Spanish Equities Drop: Markets Wrap(抜粋)
原題:PRECIOUS: Gold Reaches Two-Week High Amid Catalonia Dispute(抜粋)
原題:Oil Back Above $50 as Supply Glut Shows Signs of Wearing Down(抜粋)

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