欧州連合(EU)のトゥスク大統領は10日、英離脱交渉があまりにも進展しないため、同国が合意しないままEUを離脱する可能性があることを認めた。一方、メイ英首相はこの前日、合意なしで離脱することになった場合の緊急計画を策定中だと閣僚らに説明した。

  トゥスク大統領はブリュッセルで、EUとしてそのような結果に備えているわけではないとしつつ、交渉スピードの鈍さから合意なしの可能性が浮上していると指摘。交渉に「十分な進展」があったとEU首脳が判断できるようになり、年末までに将来の貿易関係についての協議に入ることを望むが、その保証はないとトゥスク大統領は強調した。

  年末までに「交渉が遅々としたペースを抜け出せず、十分な進展がない場合は、その時にわれわれがどこに向かって進んでいるのか英国側と考えざるを得なくなるだろう」と発言。「われわれは誠意を持って交渉している」とも語った。

原題:Slow Pace of Brexit Talks Could Doom Deal, EU’s Tusk Warns U.K.(抜粋)

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