ゴールドマンとヘッジファンドが真っ向対決、豪ドル見通しで隔たり

  • ゴールドマン・アセット・マネジメントは豪ドルの軟化を予想
  • レバレッジドファンドの豪ドルネットロングは4年半ぶり高水準

Goldman Sachs Group Inc. signage is displayed on the floor of the New York Stock Exchange in New York, U.S.

Photographer: Jin Lee/Bloomberg

ゴールドマン・サックス・アセット・マネジメントは、豪ドルの見通しを巡りヘッジファンドと対決している。

  同社のアジア太平洋債券責任者のフィリップ・モフィット氏は、オーストラリア準備銀行(中央銀行)の利上げは他の多くの先進国中銀に比べて遅いペースでしか進まないとみて、豪ドルが弱含むと予想する。対照的に、ヘッジファンドなどレバレッジドファンドは豪ドル上昇に賭けるポジションを増やしており、先週の残高は86億豪ドル(約7520億円)と2013年以来の高水準に達した。

  両者の隔たりは、豪中銀の先行きを巡る見方が分かれていることを浮き彫りにする。豪中銀は過熱する国内住宅市場への対処を迫られる一方、賃金の伸びの弱さが消費者の貯蓄取り崩しにもつながり景気減速に見舞われている。それでも他の主要中銀が金融緩和を縮小させつつある中で、豪中銀もこの流れに乗るだろうと多くが見込んでいる。

  この対決では今のところゴールドマンが優勢だ。米国債に対するオーストラリア国債のプレミアム(上乗せ利回り)縮小で、豪ドルは米ドルに対して9月始めに付けた年初来高値から軟化している。

  モフィット氏はシドニーで最近行われたインタビューで、緩和縮小のペースが「オーストラリアは遅いだろう。豪中銀は利上げで市場を驚かせれば、その反応で通貨が買われるという事実を極めて不都合だと感じている」と語った。

原題:Hedge Funds Battle With Goldman Sachs in Going Long on Aussie(抜粋)

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