アルミや銅の製品の一部でデータ改ざんが見つかった神戸製鋼所の社債保証コストが10日、跳ね上がり、前週末の4倍以上になった。

  複数のトレーダーによると、同社のクレジット・デフォルト・スワップ(CDS)5年物は10日、240ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)と、前週末の57bp(CMAデータ)の約4.2倍となった。これは2016年2月以来の高水準。

  神戸鋼は連休中の8日、顧客の製品仕様に適合させるため、強度などの検査証明書のデータを書き換えて出荷していた事実が判明したと発表した。現時点で分かっている出荷期間は16年9月1日から17年8月31日まで。納入先は約200社に及ぶという。

  大和証券の大橋俊安チーフクレジットアナリストは10日付のリポートで、同社のデータ改ざんについて、「信用力評価上ネガティブと受け止めざるを得ない」と指摘。クレジット市場がガバナンスの問題に厳しい反応を示している過去の事例を踏まえ、「同社のクレジット・スプレッドは拡大圧力が不可避だ」との見方を示していた。

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