イラクとイランは9月に原油輸出を増やした。サウジアラビアが出荷ペースを落とした機会を利用して、両国は中国や米国などの主要市場で買い手を得ようと試みている。

  ブルームバーグがまとめた9月の出荷データによれば、イラクの原油出荷量は日量398万バレルと、昨年12月以来の高水準に達した。イランの出荷量は同228万バレルに増え、2月以降で最大となった。これに対しサウジは668万バレルと、今年2番目に少ない量だった。

  タンカー追跡データによると、イラクの米国向け出荷量は日量87万1000バレルと、2カ月連続でサウジの対米輸出量を上回った。イラクの8月の対米出荷量はサウジのほぼ2倍に上っていた。

  エナジー・アスペクツ(ロンドン)の石油アナリスト、リチャード・マリンソン氏は、「サウジがもはやこれまでと同じ量の原油を供給していない市場に対し、イラクとイランはいずれもこの機に乗じて売り込んでいる」と指摘。「サウジは市場の再均衡化を目指す取り組みに一致する形で、過去数カ月にわたり輸出量を減らしている」と語った。

原題:Iraq and Iran Boost Oil Exports in Sales Battle With Saudis (1)(抜粋)

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