メイ英首相は合意に至らないまま欧州連合(EU)を離脱することになった場合の緊急計画を説明し、閣内の強硬派の支持を取り付けた。

メイ首相とジョンソン外相
メイ首相とジョンソン外相
フォトグラファー:Leon Neal / Getty Imagesヨーロッパ

  首相は9日に2つの政策文書を公表。ジョンソン外相とゴーブ環境相はメイ首相の姿勢を称賛した。首相はまた、EU当局に対し既に十分に働き掛けたと言明。「ボールはEU側のコートにある」と述べた。これに対し欧州委員会は、交渉が通商での合意へ向けて進展するための「ボールは完全に英国のコート内にある」と反論した。

  メイ首相は議員らに対し、「交渉を成功させることが絶対的にわれわれの利益にかなうが、あらゆる結末に対して準備するのが政府の責任だ」と語った。この2つの白書は「その作業に役立つものだ」とし、企業と旅行者のために混乱を最低限に抑えることなどに言及した。

Jacob Rees-Mogg
Jacob Rees-Mogg
フォトグラファー:Leon Neal / Getty Images

  離脱を巡る英国とEUの交渉は第5ラウンドに入ったが、離脱の予定日までわずか1年半を残して進展は限定的。関税についての政府文書は合意なしの離脱の場合の新たな英国「単独の」システムなどを規定している。

  より強硬な交渉姿勢を主張していたジョンソン外相はメイ首相の発表を歓迎。首相の政策の下に団結することを議員らに呼び掛けた。

原題:U.K.’s May Backed Over No-Deal Stance as Brexit Stakes Rise (1)(抜粋)

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