中国マイクロ融資王、IPO長者に変身か-フィンテック企業価値急騰

  • 趣店の創業者ルオ氏は株式の約20%保有、純資産は最低12億ドルにも
  • ベンチャーキャピタルは中国フィンテック企業へ、米国しのぐ勢い

中国のフィンテック新興企業の価値が急騰し、マイクロ(小口)融資王となったミン・ルオ氏は今度は新規株式公開(IPO)長者になろうとしている。

  同国でオンライン融資を手掛ける趣店を創業し最高経営責任者(CEO)を務めるルオ氏(34)は、同社株式の約5分の1を保有。同社は米国で今月実施するIPOで最大8億2500万ドル(約929億円)の調達を目指している。ブルームバーグ・ビリオネア指数によると、仮条件に基づく同社の企業価値は最低でも63億ドルとなり、ルオ氏の純資産は少なくとも12億ドルになる。

  シティグループのリポートによると、世界のフィンテック事業には昨年1-9月にベンチャーキャピタル資金102億ドルが流入したが、最大の分け前をあずかったのは中国。同資金の46%を中国企業が獲得し、15年全体で56%を得た米国を抜いた。

  04年に江西師範大学で学士号を取得したルオ氏は、3年前にフィンテック事業の趣店を立ち上げた。ターゲットは金融機関から十分なサービスを受けることができず、裁量支出のため資金が必要な中国の大勢の若者で、同社の融資は携帯端末経由でほぼ全てが完了する。

  趣店の代表者にコメントを求めたが、今のところ返答はない。同社の16年の収入は前年比約6.1倍の14億4000万元(約246億円)だった。

原題:China Micro-Lender May Spawn Nation’s Latest IPO Billionaire (1)(抜粋)

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