スペインのラホイ首相から政権を奪うため、カタルーニャ自治州の分離・独立を目指す勢力が、最大野党で穏健左派の社会労働党に連立政権の樹立を働き掛けている。事情に詳しい関係者2人が明らかにした。

  関係者によれば、社会労働党はこれまでのところ計画を拒んでいる。協議の非公開を理由に関係者の1人が匿名を条件に語ったところでは、反緊縮を掲げる新興急進左派政党のポデモスに対しても、左派政党だけの政権に同意するよう求める説得が行われたという。

  スペイン下院議会(定数350)で、ラホイ首相率いる与党国民党の議席数は134と過半数に届かず、不信任動議で政権を追われる可能性がある。社会労働党が連立に乗れば、半分近い議席を確保できる計算となり、多数派形成のためにバスク国民党を加えることを目指す方針という。
  

  社会労働党の執行委員会メンバー、カルメン・カルボ氏は、スペインの憲法が確実に順守されることを同党が重視していると発言。カタルーニャ自治州政府のプチデモン首相が所属するカタルーニャ欧州民主党(PDeCat)とポデモスの広報担当者は、協議について承知していないと述べた。プチデモン首相は10日にバルセロナの議会で演説し、独立宣言を行う可能性を示唆する見通しだ。

原題:Catalans Are Said to Offer Spanish Socialists Pact to Oust Rajoy(抜粋)

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