祝日で薄商いとなった9日の米金融市場では、株式相場が小幅続落。決算シーズン開始を控え、米政治情勢の新たな展開を見極めたいとの雰囲気が強かった。

  • 米国株はS&P500種やダウ平均が小幅続落、薄商いの中を
  • 米国債は休場、コロンブスデーの祝日で
  • NY金は続伸、米・トルコの緊張激化で逃避需要
  • NY原油は反発、50ドルに接近-減産長期化に期待

  ゼネラル・エレクトリック(GE)は2016年6月以来の大幅安となり、市場全体を押し下げた。米国債市場は休場だった。  

  S&P500種株価指数が前日比0.2%下げて2544.73で終了。ダウ工業株30種平均は12.60ドル(0.1%)安の22761.07ドルで終えた。

  ニューヨーク金先物相場は続伸。約1週間ぶりの高値となった。米国とトルコ間の緊張激化を背景に、逃避の買いが強まった。ニューヨーク商品取引所(COMEX)の金先物12月限は前週末比0.8%高の1オンス=1285ドルで終了。一時は1%上昇し1288ドルを付けた。

  ニューヨーク原油先物市場ではウェスト・テキサス・インターミディエート(WTI)先物が反発。バレル当たり50ドルに接近した。石油輸出国機構(OPEC)のバルキンド事務局長が来年に入っても当面は減産を続ける可能性を示唆した。ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のWTI先物11月限は前週末比29セント(0.6%)高の1バレル=49.58ドルで終了。ロンドンICEの北海ブレント12月限は17セント上げて55.79ドル。

  債券市場から方向感が示されないため、大規模な取引は手控えられた。11日には9月の連邦公開市場委員会(FOMC)会合の議事録が公表され、12日のJPモルガン・チェースから決算シーズンが本格化する。共和党上院議員からトランプ大統領への批判の声が上がり、税制改革が停滞するとの懸念が強まった。

  ミラー・タバクの株式ストラテジスト、マット・メイリー氏は「これまでのところ、全般的にゆっくりながらも着実な動きがあったが、中心は債券市場だった。この日は債券市場がコロンブスデーの祝日で休場だったため、株式市場は非常に閑散としているようだ」と述べた。

  今週は国際通貨基金(IMF)・世界銀行の年次総会も開催される。

  JPモルガンに加え、シティグループやバンク・オブ・アメリカ、ウェルズ・ファーゴなどの米銀も今週、決算を発表する。そのほかにはブラックロックやドミノ・ピザの決算発表も控えている。

原題:U.S. Stocks Slip, Dollar Mixed as Gold Advances: Markets Wrap(抜粋)
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