著名債券運用者のビル・グロース氏によれば、30年に及んだ債券強気相場の終わりは近い。10年物米国債利回りが持続的に2.4%を上回って推移すれば、長期的な利回り下降トレンドが反転したと考えられるという。10年債利回りは6日に一時その水準付近となったが、北朝鮮がミサイル発射を計画しているとの臆測が国債買いを促し、それを上回ることができなかった。

ビル・グロース氏
ビル・グロース氏
フォトグラファー:Patrick T. Fallon / Bloomberg

  ジャナス・ヘンダーソン・グローバル・アンコンストレインド・ボンド・ファンドを運用するグロース氏は6日のブルームバーグテレビジョンとのインタビューで、米10年債利回りが「2.4%を超えれば、長期におよんだこの債券強気相場が中断し債券投資家が攻めではなく守りに転じるべきだという可能性が生じる」と語った。そのためには賃金とインフレ率が上昇する必要があると付け加えた。

  10年物米国債利回りは6日、2.36%と終値ベースで7月以来の高水準で終了した。利回り上昇の次の手掛かりになり得るのはインフレ指標だ。13日発表の9月消費者物価指数(CPI)は前年同月比2.3%上昇が見込まれている。

原題:For Bill Gross, Bond Bull Market’s Demise Is Basis Points Away(抜粋)

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