ドイツ銀CEO、「当然」中国株主と会談する-会長との不和火消しへ

  • CEOは海航集団との話し合いを避けているとWSJが報道
  • 海航集団はドイツ銀の株式9.9%を保有する筆頭株主

ドイツ銀行のジョン・クライアン最高経営責任者(CEO)は筆頭株主とまだ会談していないものの、その予定はある。ドイツ銀の広報担当が8日明らかにした。

  ドイツ銀広報担当は、クライアンCEOが中国の海航集団(HNAグループ)の譚向東CEOと会談するかとの問いに対し、「当然ながら」するだろうと語った。HNAは今年、ドイツ銀の株式保有比率を9.9%に増やした。クライアンCEOがHNAとの会談を避けていることにパウル・アハライトナー会長が立腹していると、米紙ウォールストリート・ジャーナル(WSJ)が先に報じていた。

  クライアンCEOは3月に新戦略を発表したが、HNAはその時期に出資を拡大。同社は5月、ドイツ銀株の保有比率を2月時点の3%から引き上げ、筆頭株主になったと明らかにしていた。事情に詳しい関係者は8日、HNAの資金呼び込みにはアハライトナー会長が尽力していたと述べた。

  内部の協議であることを理由に匿名で発言した関係者の1人によれば、クライアンCEOとHNAの会合を設定する試みが2回あったものの、実現しなかった。

  WSJによると、クライアンCEOは側近にHNA経営陣とできるなら会いたくないと話した。ドイツ銀の一部の幹部らは時折、重要な判断で支持を得ようとする際にクライアンCEOではなく、アハライトナー会長に直接掛け合っているという。同行の広報担当は、「会長が全ての取締役と定期的に連絡を取り合うのは普通だ」と語った。

  HNAの担当者は、クライアンCEOとの関係についてのコメントを求める要請に応えていない。

原題:Deutsche Bank Says ‘Of Course’ CEO Will See Chinese Investor (2)(抜粋)

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中
    LEARN MORE