デンソー、EV量産時代に備えテネシー工場拡張へ-10億ドル投資

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  • レーダーセンサーやデータ制御モジュールなどEV向け部品を生産
  • 事故ゼロなど社会貢献を確実にするための態勢整える-フォイ氏

デンソーは米自動車市場の未来は電気気自動車(EV)にあるとみて、10億ドル(約1130億円)を投資する。

  同社は6日、この金額をテネシー州メアリービルの工場拡張に投じることを明らかにした。電気自動車(EV)やコネクテッド・カー、自動運転車に必要な部品を製造する。デンソー・インターナショナル・アメリカのビル・フォイ上級副社長(エンジニアリング担当)によると、こうした部品は米国の大手3社や日本の自動車メーカーのハイブリッド車やEV向けに供給する。

  拡張後の工場は自動車部品工場としては、自動運転やコネクト技術搭載のEVが初めて大量生産に入るタイミングで北米で最大級となる。拡張されたラインでは自動運転向けのレーダーセンサーのほか、走行車両をインターネットにつなぐデータ制御モジュールなどの部品が製造される。メーカーは今後、無線でソフトウエアを更新することが可能になる。
 
  フォイ氏は「事故を無くし、環境負荷を最小限に抑えるという両面で社会に確実に貢献できるよう、当社は態勢を整えている」と語った。新たな投資で従業員は1000人増え、正社員は合計4600人になるという。25年までに世界で販売される自動車の約7台に1台は、EVかガソリンと電気のハイブリット車になると、同氏はみる。

  デンソー・インターナショナル・アメリカの伊藤健一郎会長は発表資料で、「これは未来のデンソー、そして未来の交通への投資だ」と指摘。「社会における交通の役割が劇的に変化している。この変化する需要に対応する当社の態勢作りに今回の投資は役立つだろう」と述べた。

  6日の東京株式市場で、デンソーの株価は前日比1円安の5740円で終了。10月に入ってからは6.7%値上がり。

原題:Toyota’s Denso Spends $1 Billion on U.S. EVs, Car Safety Systems(抜粋)

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