中国の大気汚染対策に伴う生産抑制、市場の見方ゆがめる-豪政府懸念

  • 中国の冬場の鉄鋼・アルミ生産制限で季節要因が一層強まると豪政府
  • 鉄鉱石価格は夏場に大幅上昇したが9月には21%急落

A citizen rides a bicycle in heavy smog in Fuyang, China.

Photographer: VCG/VCG via Getty Images

中国が鉄鋼やアルミニウムの生産を抑制することで冬季の大気汚染悪化の防止を図っていることは、市場の季節要因を一段と強めることになり、真の需要に対する印象をゆがめる恐れがある。オーストラリア政府が指摘した。

  豪産業・技術革新・科学省は6日公表した四半期報告で、冬場に金属の生産能力を一部停止する中国で2-9月の生産と原材料輸入が急増していると分析。こうした状況により「市場参加者が個々の市場の強さを過大にみる可能性がある」と論じた。

  中国政府は大気汚染対策の一環として、一部工場に冬季の操業停止を命じており、今月開幕する第19回共産党大会を前に一部の規制措置を既に導入している。鉄鋼生産の急増を受けて鉄鉱石価格は夏場に大きく上昇したが、冬季の規制に伴う需要軟化への懸念が広がる中で9月には21%急落した。

原題:China Pollution Steel Curbs Risk Spurring Too Bullish Outlook(抜粋)

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