カジノ大手ゲンティンが初のサムライ債発行-日本参入で資金調達

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マレーシアのカジノ大手、ゲンティンのシンガポール子会社が初のサムライ債を発行する。衆院解散によりカジノを含めた総合型リゾート(IR)実施法案は来年の通常国会に先送りされることになったが、日本でIRの開発運営に参入を検討しており、調達した資金を日本支店の運転資金などに充てる予定だ。

  シンガポールのセントーサ島で、ユニバーサル・スタジオや巨大水族館、ホテル、カジノを含む超大型リゾート施設を運営するゲンティン・シンガポールは9月20日、日本支店の設立を発表。2日提出した有価証券届出書によると、発行するのは3年、5年、7年債の各50億円で計150億円を検討。10月中旬ころに条件決定する予定で、主幹事はSMBC日興証券が務める。

  複数の関係者によると、3年債は円スワップ+40bp程度-60bp程度、5年債は同+50bp程度-70bp程度、7年債は+70bp程度-90bp程度での発行を検討している。条件決定は早ければ18日としている。

  同社は資金使途は日本支店の運転資金や一般事業資金。潜在的な総合型リゾート(IR)事業や、その他の投資機会に関連した日本での事業機会を支援するものとしている。発表資料によると同サムライ債は、格付投資情報センター(R&I)からA格を取得する見込み。

  政府は当初、カジノを含めたIR実施法案は今年秋の臨時国会への提出、年内の成立を目指していた。

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