中国は軍事基地を世界に建設の公算、米国と利害衝突も-米情報当局者

  • 「中国は米国に次ぐ急激なペースで現代化した軍を持つ」と分析
  • 中国がジブチに建設した基地は「数多くの基地の恐らく最初のもの」

中国がアフリカの小国ジブチに置いた初の海外軍事基地は、中国が世界各地に建設することを意図している「数多くの基地の恐らく最初のもの」で、こうした動きが将来的に米中間の利害衝突を招く可能性がある。複数の米情報当局者が5日指摘した。

  当局者によれば、「中国は世界でも米国に次ぐ急激なペースで現代化を進める軍」を持ち、そのことが「新たな領域での交差、中国と米国やその他の国・地域との間に安全保障上の利害の潜在的な衝突」を引き起こす恐れがある。当局者は情報の性質上、匿名で見解を示した。

ジブチの中国軍基地、開設式典(8月1日)

フォトグラファー:AFP via Getty Images

  中国人民解放軍は7月、ジブチに軍の後方支援基地を設置したと発表。アフリカや西アジアにおける中国軍の戦艦護衛や平和維持、人道支援、および軍事訓練などの活動を支えると説明した。

  中国は軍事・経済的な影響力を拡大させる中で、南シナ海での領有権を巡る主張や台湾との関係、現代版シルクロード構想「一帯一路」の推進に関して、より強硬なスタンスを取りつつある。米情報当局者らは、中国と米国の利害がぶつかる分野で中国当局は「米国の影響力を弱めるよう積極的に図っている」と分析した。

米情報当局者の見解について伝える

(出所:Bloomberg)


原題:U.S. Intelligence Sees China’s Military Expanding Bases Globally(抜粋)

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