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●日本株は年初来高値、米景気楽観と円安-金融、非鉄など景気敏感上げ

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  東京株式相場は上昇し、年初来高値を更新。良好な景気指標が続く米国経済の現状を楽観視する買いが優勢となり、為替のドル高・円安推移も好感された。米長期金利の上昇を材料に保険、銀行など金融株が高く、輸送用機器や海運、非鉄金属株など景気敏感セクターも高い。

  TOPIXの終値は前日比4.67ポイント(0.3%)高の1687.16、日経平均株価は62円15銭(0.3%)高の2万0690円71銭。両指数とも2015年8月11日以来の高値水準。

  SMBC信託銀行の山口真弘シニアマーケットアナリストは、前日発表された新規失業保険申請件数や製造業受注に加え、「今週はISM製造業、非製造業指数がいずれも強い状況で、米経済の良好が再確認され、日本株にもプラスに働いた」と指摘。需給面では、「海外投資家が先物中心から現物株買いに変わってきている。個人、投資信託は高値で売っているが、それを海外勢がカバーしている」との認識を示した。

  東証1部33業種は非鉄金属、保険、銀行、その他製品、不動産、海運、鉱業、輸送用機器など23業種が上昇。保険は、スイス再保険子会社に出資するMS&ADインシュアランスグループホールディングスの上昇などが寄与した。下落はパルプ・紙、電気・ガス、医薬品、小売、食料品、情報・通信など10業種。

  売買代金上位ではUBS証券が投資判断を「買い」に上げたファーストリテイリング、今年のゲーム機「スイッチ」のことしの出荷台数が目標の2000万台を達成できると一部で報じられた任天堂が高い。新中期経営計画で堅調な業績拡大目標を示すとSMBC日興証券が予想したLIXILグループも堅調。半面、東京エレクトロンや安川電機、パーク24、ディスコは安い。

  東証1部の売買高は14億5979万株、売買代金は2兆2743億円。値上がり銘柄数は954、値下がりは959。

●債券下落、米債安・株高やオペ結果弱めで売り圧力-米雇用統計警戒も

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  債券相場は下落。前日の米国市場で債券安・株高となった流れを引き継いだことに加えて、日本銀行が実施した国債買い入れオペが弱めの結果だったことから売り圧力が強まった。

  長期国債先物市場で中心限月12月物は前日比横ばいの150円53銭で取引を開始。直後から軟化し、午後はオペの結果を受けて下げ幅を拡大し、一時は150円39銭まで下落した。結局は13銭安の150円40銭で引けた。

  メリルリンチ日本証券の大崎秀一チーフ金利ストラテジストは、「10年債利回りが0.05%を割り込んだ水準では買いの手が止まった感がある。連休明け10日には衆議院選の公示や北朝鮮の朝鮮労働党創建記念日を控えてポジションを取りにくい中で、オペの結果が悪かったため午後は一段安の展開になった」と述べた。

  現物債市場で長期金利の指標となる新発10年物国債の348回債利回りは、日本相互証券が公表した前日午後3時時点の参照値より1ベーシスポイント(bp)高い0.05%で寄り付き、0.055%まで売られた。

  超長期債も安い。新発20年物の162回債利回りは2bp高い0.59%、新発30年物56回債利回りは2bp高い0.88%、新発40年物の10回債利回りは2bp高い1.09%にそれぞれ上昇した。

  日銀がこの日実施した長期国債買い入れオペの結果によると、残存期間「5年超10年以下」、「10年超25年以下」、「25年超」のいずれのゾーンも応札倍率が前回を上回り、足元の売り圧力の強さが示された。

●ドルが上昇、雇用統計控え米景気を楽観-対円で3日ぶり113円台

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  東京外国為替市場ではドルが上昇。米雇用統計の発表を控える中、米経済への楽観や税制改革審議の前進期待から、対オセアニア通貨や欧州通貨を中心にドル買いの流れが続いた。対円では3営業日ぶりに1ドル=113円台を回復した。

  主要10通貨に対するドルの動きを示すブルームバーグ・ドルスポット指数は午後3時42分現在、前日比0.2%上昇。好調な米経済指標や米金融当局者のタカ派発言を背景に週間では1%上昇しており、このまま上昇を維持すれば昨年10月以来で最長の4週連続高となる。

  ドル・円相場はクロス円(ドル以外の通貨の対円相場)の下落に上値を抑えられ、112円台後半でのもみ合いが続いた後、午後には米長期金利の上昇に連れて一時113円06銭までドル高・円安に振れた。同時刻現在は0.2%高の113円05銭。

  ソシエテ・ジェネラル銀行の鈴木恭輔為替資金営業部長は、米雇用統計はハリケーンの影響で弱めの結果が警戒されていたが、「今週の経済指標の上振れから楽観的な感じになっている」と指摘。米雇用統計が予想を上回れば、ドルは買われるとみているが、北朝鮮リスクも気になる中、週末3連休を控えて、ドル・円の上昇は短命に終わる可能性もあるとの見方を示した。

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