カタルーニャの大手銀が本拠地移転を準備-顧客の預金引き揚げ懸念で

  • サバデル銀行はバレンシア州への本社移転確認
  • カイシャバンクは6日の取締役会で検討-関係者

A man wears a Catalan flag ahead of a televised speech by Carles Puigdemont,

Photographer: Angel Garcia/Bloomberg

スペイン北東部カタルーニャ自治州の大手銀行が政治的に不安定な同地域からの本社移転を準備している。カタルーニャ州がスペインからの独立を宣言する場合、顧客は資金引き揚げに動く姿勢を見せているためだ。

  サバデル銀行は5日遅く、本社をバレンシア州アリカンテ県に移転することを確認した。事情に詳しい関係者1人によると、カイシャバンクは6日、バレアレス諸島に登記上の本部を移すことを検討するため取締役会を開く。ブルームバーグ・ニュースは取締役会に関して取材を試みたが同行のコメントは得られていない。

  両行は長年、事業拡大の中でカタルーニャ州に本拠を置く政治的リスクの軽減を目指してきたが、スペインからの独立の賛否を問う1日の住民投票を受けた大混乱に再び巻き込まれている。投資コンサルティング会社ムルタ・パウシスの創業者セサル・モリナス氏は「政治状況が銀行の頭痛の種だ」と述べ、「彼らはマドリードの顧客からカタルーニャの銀行だと見られたくはない一方で、バルセロナの顧客からスペインの銀行だと受け止められたくもない。薄氷を踏んでいる」と指摘した。

  分離派指導者はスペインからの独立を直ちに宣言することは避けている。事情に詳しい関係者2人によると、分離派指導者は分裂しており、カタルーニャ側の一部指導者は交渉による解決の時間を稼ぎたい意向。分離派指導者は融和姿勢に傾いているとの報道を受け、5日の市場で銀行株は今週の下げを一部回復した。サバデルは6%強、カイシャバンクは約5%上昇した。
  

原題:Catalonia’s Banks Prepare to Move Amid Fears of Customer Exodus(抜粋)

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