5日の米株式相場は続伸し、主な株価指数が連日の過去最高値更新となった。翌日発表の9月の米雇用統計が意識される中、朝方発表された米経済指標が好調だったことで景気楽観論が強まった。一方、米国債は午前の取引で売りが膨らみ、静かな展開となった午後も前日比の下げを維持した。

  • 米国株は続伸、S&P500種8連騰で最高値更新
  • 米国債は下落、好調な米指標や金融当局者のタカ派的発言受け
  • NY原油は反発、サウジ国王とロシア大統領が会談-減産継続に期待
  • NY金は反落、年内利上げ観測で

  S&P500種株価指数は前日比0.6%上昇して2552.07。 ダウ工業株30種平均は113.75ドル(0.5%)高の22775.39ドル。ニューヨーク時間午後5時現在、10年債利回りは3ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)上昇し2.35%。

  S&P500種は2013年以降で最長の連続高。先週の米週間新規失業保険申請件数や8月の製造業受注が市場予想より良好だった。ウィリアムズ・サンフランシスコ連銀総裁のタカ派的発言を受けて米10年債利回りが2カ月ぶり水準に上昇したことから、銀行株が買われた。

  ニューヨーク原油先物市場ではウェスト・テキサス・インターミディエート(WTI)先物が反発。サウジアラビアのサルマン国王とロシアのプーチン大統領が会談したことを受け、世界的な供給だぶつき解消に向けた協調が続くとの期待が醸成された。ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のWTI先物11月限は前日比81セント(1.6%)高の1バレル=50.79ドルで終了。ロンドンICEの北海ブレント12月限は1.20ドル上げて57ドル。

  ニューヨーク金先物相場は反落。年末までに利上げが実施されるとの見方が強まっている。ニューヨーク商品取引所(COMEX)の金先物12月限は前日比0.3%安の1オンス=1273.20ドルで終了。

  S&P500種の業種別11指数は、情報技術と金融をはじめ大半が上昇。公益事業と電気通信サービスのみが下げた。

  先週の新規失業保険申請件数は前週比で1万2000件減少して26万件。ブルームバーグがまとめたエコノミスト予想は26万5000件だった。また、8月の製造業受注は前月比1.2%増(市場予想1%増)となった。

  ジョーンズトレーディング・インスティチューショナル・サービシズのチーフ市場ストラテジスト、マイケル・オローク氏は「このところの指標はかなり強く、タカ派的でもあった。先週発表された米個人消費支出(PCE)の価格指数より良好だ」と電話で指摘。「米金融当局を間違いなく軌道にとどめるような、かなり良好な経済指標が出ていることを考えれば特に、国債市場ではこれらの織り込みがさらに必要になる」と話した。

  スペイン・カタルーニャ自治州の分離独立への動きが失速しているとの報道を受けて、欧州でリスク選好の動きが広がったことも、この日の米国債相場を圧迫。このほか、サンフランシスコ連銀のウィリアムズ総裁はこの日、インフレが当局の目標水準に達することを「楽観」しており、より堅調な経済がインフレ率を一段と高めるはずだとの見方を示した。

原題:Stocks on Best Run in Four Years as Economy Revs: Markets Wrap(抜粋)
Treasuries Close Near Low, Hold Early Losses as Jobs Data Looms(抜粋)
OIL FUTURES: WTI Jumps Most in a Week on Saudi-Russia Discussion(抜粋)
PRECIOUS: Gold Open Interest Slides as Rate Outlook Mutes Demand(抜粋)

最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中 LEARN MORE