熱帯性暴風雨「ネイト」発生、石油関連拠点多いメキシコ湾に向かうか

熱帯性暴風雨の「ネイト」がニカラグア近くの洋上で発生した。中米諸国に浸水被害をもたらす恐れがあるほか、米国でもメキシコ湾の石油・ガス生産施設の閉鎖や南部の綿・柑橘への作物被害などの影響が出る可能性がある。

  米国立ハリケーン・センター(NHC)が米東部時間5日午前8時に出した勧告によると、ネイトはカリブ海に面したニカラグアのプエルト・カベザスの約10マイル(16キロ)南に位置し、最大風速は時速40マイル(秒速18メートル)。今後はメキシコ・ユカタン半島の東端をかすめて北上して8日にはルイジアナ州の南でハリケーンに発達し、ルイジアナ州からフロリダ州パンハンドルにかけてのいずれかの地点に上陸する恐れがあるとした。

  NHCのジャック・ベベン氏は「今夜から6日にかけてカリブ海北西部で勢力を強める公算が大きい」と指摘した。

  コモディティ-・ウェザー・グループのマット・ロジャース社長は、ネイトがメキシコ湾のエネルギー生産に混乱をもたらす確率が約45%あるとした上で、勢力は比較的弱い見通しのため、長期的な被害が出る可能性は低いと話した。

原題:Tropical Storm Nate Threatens Oil Rigs as It Targets U.S. Gulf(抜粋)

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