スペインのデギンドス経済相は、カタルーニャ自治州独立を目指す政治指導者とのあらゆる類いの調停協議を否定し、同州に本社を置く複数の銀行は独立を求める動きが続いた場合、州外への移転を示唆していると指摘した。

  同相は5日、ブルームバーグテレビジョンのインタビューで、カタルーニャ州政府の行動は違法だと非難し、独立は全く問題外だと発言。法秩序が回復するまで独立派と協議することはないと語った。さらに、同州の不安定化が州外への銀行移転を促しかねないとも述べた。

  デギンドス経済相は、独立を目指す「動きが続くなら、各行は本社をスペインの別の場所へと移転させる可能性が十分あると示唆している」と発言し、「こうした状況は、カタルーニャ州政府がどれだけ正気を失っているかを明示するものだ」と続けた。

  カタルーニャ州のプチデモン首相は4日夜、スペイン政府との解決策を模索するため外部の仲裁を呼び掛けた。州政府は1日に行われた住民投票の結果を近く適用すると述べつつ、スペインからの独立手続きをいつどのように発動するかには言及しなかった。

  これに対しデギンドス経済相は「仲裁や調停の問題ではない。問われているのは政府だ。政府は法を執行する義務がある」とし、「法の支配が完全に尊重されないなら、交渉することは何もない」と論じた。

原題:Spain Slaps Down Catalan Mediation Call, Flagging Bank Exits (1)(抜粋)

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