ドイツのエンジニアリング会社シーメンスは、照明事業から完全に撤退した。ジョー・ケーザー最高経営責任者(CEO)は鉄道車両から医療機器、家電といった資産を矢継ぎ早に手放し、構造改革を進めている。

  シーメンスは照明機器を手掛けるオスラムの残り保有株17%を全て売却し、約12億ユーロ(約1600億円)の資金を得た。創業100年を超える事業から手を引いたことになる。発表資料によれば、複数の機関投資家が4日の株式市場引け後にこのオスラム株を買い入れた。事情に詳しい関係者が情報が非公開であることを理由に匿名で語ったところによれば、取引価格は1株当たり65.05ユーロ。シーメンスは価格の詳細を明らかにしていない。

  オスラム株価は新規株式公開(IPO)した2013年7月以来、2倍以上に上昇している。シーメンスは先週、フランスのアルストムと両社の鉄道部門を統合することで合意した。

  オスラム株はフランクフルト時間5日午前9時8分現在、前日比3.9%安の64.46ユーロ。年初来の上げ幅は29%に縮小。IPO価格は24ユーロだった。シーメンス株は0.4%下げ120.50ユーロ。

原題:Siemens Exits Lighting With $1.4 Billion Sale of Osram Stake (1)(抜粋)

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