日本生命保険が米系のマスミューチュアル生命保険を買収する交渉をしていることが5日、明らかとなった。買収価格は1000億-2000億円となる見込み。国内で銀行窓販に特化するマスミュチューアル生命を買収することで同事業を強化する。情報が非公開であることを理由に関係者が匿名で明らかにした。

日本生命保険
日本生命保険
Photographer: Tomohiro Ohsumi/Bloomberg

  国内の人口減少や少子高齢化を背景に、日本生命は2015年3月、自社以外からの事業純利益を10年後に1000億円に増やすことを目指し、海外保険事業やアセットマネジメント事業を中心に最大1兆5000億円の投資が必要と発表していた。今回の買収はその一環。すでに国内では三井生命保険、海外では豪MLCを買収している。

  日本生命・広報担当の松本浩幸氏は「現時点で決定した事実はない」と述べた。マスミューチュアル生命の広報担当・杉田浩子氏も「事実は確認中で現時点でコメントする内容はない」と語った。

  マスミューチュアル生命は99年に米エトナ・グループと資本提携した平和生命保険が前身。01年にマスミューチュアル・フィナンシャル・グループに入り改称した。6月末時点での総資産は2兆8200億円。

  日本経済新聞電子版は5日、日本生命がマスミューチュアル生命の株式の過半を取得する方向で最終交渉に入ったと報じていた。

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