3日前に結党したばかりの野党がソーシャルメディアで安倍晋三首相率いる与党・自民党をしのぎ、首位を独走している。

  小池百合子都知事が率いる希望の党に合流しない民進党左派の受け皿として枝野幸男・元官房長官が2日結成した「立憲民主党」のツイッター。同日立ち上げられたアカウントのフォロワー(5日午後4時現在)は13万を超え、自民党の11万4200、希望の党の4000超を上回った。

  ツイッターでは、枝野氏による街頭演説の映像や活動日程などの情報を提供。フォロワーからは「選挙でも自民党を超えてください。」などのつぶやきが止まらない。中には2011年の東日本大震災直後、枝野氏が旧民主党政権の官房長官として連日2、3時間おきに記者会見に臨んだ際にインターネット上で広まった「枝野寝ろ」をほうふつとさせるハッシュタグ、#枝野立つがみられる。

  上智大学の中野晃一教授は、欧米と違い、日本の政治選挙ではソーシャルメディアが中心的な役割を果たしていないと指摘。日本のような高齢化社会では、テレビや新聞を通じた伝統的な選挙運動の方が効果があるのが実情だと解説する。

  事実、ツイッターのフォロワー数は、今月22日の衆院選の結果に直結するわけではない。朝日新聞が3,4の両日行った世論調査によると、比例区投票先では自民が35%と最も多く、立憲民主は7%と、希望の13%を下回った。

  「みなさんおやすみなさい。明日も1日頑張りましょう」。4日夜、立憲民主のツイッターはフォロワーにそう語り掛け、1日を締めくくった。

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