米FHFA局長の私的旅行で職員が空港送迎-勧告受け慣行変更

  • ワット局長はこの問題について3日の下院金融委員会で説明
  • 総括監督官が報告書で指摘していたが実名などは伏せられていた

米連邦住宅金融局(FHFA)のワット局長が私的旅行でFHFA職員に空港送迎を要請していたと総括監察官が昨年12月の報告書で指摘した。ブルームバーグ・ニュースが同報告書の未編集版を入手した。FHFAはファニーメイ(連邦住宅抵当金庫)やフレディマック(連邦住宅貸付抵当公社)を監督している。

  報告書はワット局長が自身と家族の私的な旅行のアレンジをFHFA職員に28回させたと記し、こうした要請は「倫理規定に沿ってない」と指摘した。同局長はオバマ前大統領による任命。

ワット局長

フォトグラファー:Drew Angerer / Bloomberg

  ワット局長の旅行に関する報告書は昨年、オンラインで公表されていたが、局長の実名や旅行先など詳細は伏せられていた。ワートハイマーFHFA総括監察官は匿名の苦情を受け、調査を実施、報告書をまとめた。

  ワット局長は下院金融委員会が3日開いた公聴会で、FHFA入局時に旅行の慣行について別の職員から指導を受け、適切な行為だと告げられたと説明。その上で、すでに総括監察官の勧告を実行していると語った。総括監察官のオフィスはコメント要請に応じていない。

  米政府機関職員の旅行を巡る論争が最近巻き起こっているが、高額な旅行費に税金を充てるといった一部のトランプ政権当局者が批判されているような行為にワット局長が関与していたという証拠はない。ワートハイマー総括監察官も同局長が個人的旅行の航空運賃にFHFAの資金を使ったとは結論付けていない。

  統括監察官はワット局長の処罰は提言していないが、同局長の私的旅行の予約を職員にさせることはやめ、同局の規定について職員研修を行うよう勧告。FHFAのポラード法務顧問によれば、FHFAは全ての勧告を受け入れ、すでに対処している。

原題:Fannie-Freddie Regulator Used U.S. Resources for His Travel (1)(抜粋)

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中
    LEARN MORE