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●日本株は小幅続伸、良好な米景況に安心-Jディスプ急騰、円高は重し

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  東京株式相場は小幅続伸。良好なデータが続く米国景気の先行きを楽観視する買いが優勢となった。有機ELの量産化観測からジャパンディスプレイが急騰。業種別では鉄鋼や非鉄金属など素材株、情報・通信や食料品、機械株も高い。

  半面、為替の円高推移は投資家心理面で重しとなったほか、不正検査問題が広がりを見せる日産自動車が午後にマイナス圏に沈むなど輸送用機器株は軟調。海外原油市況の下落を受けた石油、鉱業株も安い。

  TOPIXの終値は前日比0.10ポイント(0.01%)高の1684.56、日経平均株価は12円59銭(0.1%)高の2万0626円66銭。

  りそな銀行アセットマネジメント部の下出衛チーフストラテジストは、「グローバルな株高のベースには世界的な景気拡大がある。ポジティブな経済指標が出ている日本も買われている」と指摘。ただし、「米国の自動車販売が好調でも、米長期金利が下がったことから為替がドル安・円高に振れ、勢いを鈍らせた」と言う。

  東証1部33業種は水産・農林、その他金融、鉄鋼、機械、食料品、精密機器、情報・通信、非鉄金属など19業種が上昇。非鉄は、ニッケルや亜鉛などロンドン金属市況の上昇に加え、メリルリンチ日本証券がDOWAホールディングスの目標株価を引き上げたことなどもプラスに寄与した。石油・石炭製品や鉱業、輸送用機器、ゴム製品、建設、銀行など14業種は下落。

  売買代金上位では、有機EL製品の量産に向けた工場活用の検討事実が明らかになったJディスプが急騰。NTTや三菱電機、石川製作所、アサヒグループホールディングスも高い。半面、無資格検査問題で書類不正の疑いが浮上したと共同通信が報じ、日産自は午後に下落転換。アマゾンジャパンがファッション事業を本格展開すると表明し、競合懸念でスタートトゥデイが安い。

  東証1部の売買高は16億6005万株、売買代金は2兆3942億円。値上がり銘柄数は820、値下がりは1096だった。

●債券上昇、日銀オペ結果で需給良好を確認-長期金利1週間ぶり低水準

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  債券相場は上昇。長期金利は1週間ぶりの水準に下げた。前日の米国市場で次期連邦準備制度理事会(FRB)議長人事を巡る観測で長期金利が低下した流れを引き継ぎ、買いが先行した。日本銀行が実施した国債買い入れオペの結果が需給の引き締まりを示したことも買い材料となった。

  長期国債先物市場で中心限月12月物は前日比5銭高の150円28銭で取引開始。その後も買い優勢の展開が続き、一時は150円50銭まで上昇。結局は25銭高の150円48銭で引けた。

  岡三証券の鈴木誠債券シニアストラテジストは、「オペは応札倍率がすべて2倍台とあまり売りがなく、買い進まれた水準で決まるなど総じてしっかり」と指摘。「国内外に不透明要因は多いが、日銀の姿勢は変わらないということ。こわごわながら押し目買いが入った」と言う。

  現物債市場で長期金利の指標となる新発10年国債の348回債利回りは、日本相互証券が公表した前日午後3時時点の参照値と同じ0.07%で取引を始め、1.5ベーシスポイント(bp)低い0.055%と9月27日以来の水準まで買われた。新発5年物133回債利回りは2bp低いマイナス0.095%、新発20年物162回債利回りは1.5bp低下の0.58%で推移している。

  日銀はこの日、中長期ゾーン対象の国債買い入れオペを実施した。オペ結果によると、残存期間「1年超3年以下」と「3年超5年以下」、「5年超10年以下」のいずれも応札倍率が低下した。「3-5年」と「5ー10年」の平均利回り差はマイナス0.015%だった。

●ドル全面安、米雇用指標控え米金利低下が重し-一時112円台前半

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  東京外国為替市場ではドルが主要通貨に対して全面安。対円で一時1ドル=112円台前半まで水準を切り下げた。米連邦準備制度理事会(FRB)の次期議長人事を巡る思惑を背景に、前日から米金利が低下に転じていることを受けて、ドル売りが優勢となった。

  ドル・円相場は4日午後3時33分現在、前日比0.3%安の112円50銭。前日の海外時間の流れを引き継いで朝方からドルが軟調に推移し112円半ばまで下落。いったん下げ渋ったものの、午後に入り一段安となり、一時112円42銭まで日中安値を更新した。

  FXプライムbyGMOの柳沢浩チーフアナリストは、ドル・円の下落について「ムニューシン米財務長官は次期FRB議長にパウエル理事を支持しており有力との報道が材料視された。パウエル氏はウォーシュ氏に比べるとハト派で、イエレン議長路線を踏襲するのであれば金利上昇圧力は強まらないとの見方が強まり、ドル買いが一服した」と説明。ただ、「今晩のADP雇用統計やISM(米供給管理協会)非製造業景況指数待ちで動きにくい」と語った。

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