米フォード:今後5年で140億ドル経費カット、乗用車モデル削減

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  • SUVとトラック、EVに軸足シフト-GMやテスラに挑む
  • 「本当に切迫感を感じている」-ハケットCEO
Photographer: Daniel Acker

フォード・モーターはジム・ハケット最高経営責任者(CEO)の下で、経費を140億ドル(約1兆5800億円)削減するとともに、乗用車の一部モデルを廃止する方針だ。同CEOはスポーツタイプ多目的車(SUV)やトラック、電気自動車(EV)を重視している。

  向こう5年間で原材料費を100億ドル、エンジニアリング費用を40億ドルそれぞれ減らす方針だ。同社は具体的な車種は示さなかったが、乗用車モデルを減らす一方、SUV「ブロンコ」などに資金を重点的に配分する。

  ハケットCEO(62)は3日にニューヨークで開いた投資家会合で、「今すぐ動かなければ、時間を無駄にしかねないと毎朝思う。本当に切迫感を感じている」と述べた。

  フォード株は過去3年にわたって下落基調にあり、これを反転させる計画があるとの信頼をウォール街や投資家から得る役目をハケットCEOは負っている。EVや自動運転技術でライバルのゼネラル・モーターズ(GM)やテスラなどに後れを取る中、フォードの体質強化や提携・買収も視野に逆転を図る。

  フォードの株価はニューヨーク時間3日午後6時44分(日本時間4日午前7時44分)現在の時間外取引で、0.5%高の12.40ドル。年初来では1.7%値上がりと、米ライバルやS&P500種株価指数の上昇率を下回っている。

原題:Ford to Slash $14 Billion in Costs, Cut Car Models Under New CEO(抜粋)

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