米航空株の指数が1年ぶり大幅高-デルタ航空の旅客収入指標を好感

  • 旅客航空輸送業株指数はS&P500業種別指数で最大の上げ
  • 大型ハリケーンや価格競争にもかかわらず収入指標は堅調を維持

A Delta Air Lines Inc. plane sits at a gate in LaGuardia Airport (LGA) in New York, U.S..

Photographer: Victor J. Blue/Bloomberg

3日の米株式市場で、航空会社の株価が急伸した。デルタ航空がこの日発表したデータは、3つの大型ハリケーンや運賃競争の継続にもかかわらず、航空会社の価格決定力が増していることを示した。

  デルタの発表資料によると、価格決定力の目安となる7-9月(第3四半期)のPRASM(有効座席マイル当たり旅客収入)は約2%増加。同社が先月初めに示していた見通しレンジの下限と一致した。厳しい四半期だったにもかかわらず、この指標が概して持ちこたえたことを意味する。同社はハリケーン「イルマ」の影響で約2200便のキャンセルを余儀なくされていた。

  デルタの発表を受け、今年夏に始まったユナイテッド・コンチネンタル・ホールディングスとスピリット航空による運賃値下げ競争とハリケーンを巡る投資家の懸念は緩和された。

  トクビル・アセット・マネジメントのアナリスト、ポール・ランバート氏は、イルマがなければ「伸びは3%を超えていた。ユナイテッドとスピリットの競争やハリケーンを考慮すれば、これはかなり素晴らしい」と指摘した。トクビルは6月末時点でデルタの株式を約62万7000株保有している。

  デルタ株は一時6.9%上昇し、取引時間中としては2015年1月以来の大幅高となった。航空大手5社で構成されるS&P500旅客航空輸送業株指数は一時5.7%高と16年9月以来の大幅上昇。S&P500の業種別指数で最大の上げとなった。

原題:Airlines Surge Most in a Year as Delta Points to Fare Rebound(抜粋)

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