10月3日の海外株式・債券・為替・商品市場

更新日時

欧米市場の株式、債券、為替、商品相場は 次の通り。

◎NY外為:ドルはほぼ変わらず、ADP民間雇用者数待ちで薄商い

  3日のニューヨーク外国為替市場ではドルがほぼ変わらず。今週発表される雇用関連統計2本のうち最初の指標を見極めたいとの思惑が強かった。

  短期的なモデルドリブン型のファンドやレバレッジ投資家が持ち高を調整する程度にとどまり、商いは低調で取引レンジも狭かった。ADPリサーチ・インスティテュートが4日発表する9月の米民間雇用者数は、前月比13万5000人増が予想されている。8月は23万7000人増だった。

  ニューヨーク時間午後5時現在、主要10通貨に対するドルの動きを示すブルームバーグ・ドル・スポット指数は前日比0.1%未満低下。ドルは対ユーロで0.1%安の1ユーロ=1.1744ドル、対円では0.1%上げて1ドル=112円85銭。

  スペインのカタルーニャ自治州独立を巡る懸念が続いているものの、ユーロは主要10通貨の大半に対して上昇。前日の下げから反転した。ドルに対しては一時1.1773ドルまで上昇した。

  ニューヨークのトレーダーによれば、ドルは対円で米国債利回りの小幅な動きに追随した。

  22日投開票の衆院総選挙については、結果を予想するには早過ぎるとトレーダーの間ではみられている。安倍首相が圧勝すれば、アベノミクス継続の可能性が高まるとして、ドル上昇につながると予想されている。

欧州時間の取引

  ユーロは対ドルで1.1700ドルを割り込み、8月中旬以来の安値を付ける場面もあった。

  ドルは対円でアジア時間に113円20銭を付けた後、113円30銭の水準にある売り注文が上値を重くした。
原題:Dollar Little Changed on Day as Traders Wait for Jobs Data(抜粋)
USD Ebbs to Session Low as Traders Await Key Data: Inside G-10(抜粋)

◎米国株・国債・商品:S&P500種高値更新、自動車株高い-原油続落

  3日の米株式相場は続伸。9月の自動車販売統計が良好だったことで工業株が買われた。国債は小幅に上昇(利回りは低下)、ドルは朝方の上げを消して前日比ほぼ変わらずとなった。

  • 米国株は続伸、自動車販売好調で工業株に買い
  • 米国債は上昇、JPモルガン顧客調査や次期FRB議長巡る観測で
  • NY原油は続落、2週間ぶり安値-在庫統計控え
  • NY金は小幅反落、米利上げ警戒-ETFから資金流出

  S&P500種株価指数は前日比0.2%高の2534.58、ダウ工業株30種平均は84.07ドル(0.4%)上げて22641.67ドル。ニューヨーク時間午後5時現在、米10年債利回りは2ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)低下し2.32%。

  S&P500種は6営業日続伸し、この日も終値ベースの過去最高値を更新。年初来最も好調な月間販売統計を受けた自動車株の上昇が支えとなった。一方、米国債は朝方の取引を総じて軟調に推移、10年債利回りが2.36%を超える場面もあったが、午前のうちに上げに転じ引けまでプラスを維持した。

  ニューヨーク原油先物市場ではウェスト・テキサス・インターミディエート(WTI)先物が続落。ほぼ2週間ぶりの安値となった。米石油協会(API)のデータでは米原油在庫が減少、クッシングの在庫は増加が示されるとの見方が広がった。ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のWTI先物11月限は前日比16セント(0.3%)安の1バレル=50.42ドルで終了。ロンドンICEの北海ブレント12月限は12セント下げて56ドル。

  ニューヨーク金先物相場は小幅続落。米利上げへの警戒が強く、北朝鮮情勢をめぐる不安が相殺された。上場投資信託(ETF)の「SPDRゴールド・シェアーズ」からの2日の資金流出は過去2カ月余りで最大となった。この日のニューヨーク商品取引所(COMEX)の金先物12月限は前日比0.1%安の1オンス=1274.60ドルで終了。

  米税制改革への期待、よりタカ派寄りの人物が連邦準備制度理事会(FRB)議長に指名される可能性、堅調な製造業関連指標など、このところドルと米国株の上昇を支えてきた材料をあらためて吟味する動きがみられた。投資家の一部はすでに、イエレンFRB議長の講演や9月の米雇用統計発表といった週後半の材料に関心を寄せている。

  米国債市場では、アブダビ政府の30年物も含むドル建て債の発行で値付けが行われる中、償還期限が長い米国債は上昇幅がやや限られた。

  JPモルガン・チェースが3日公表した米国債顧客調査も材料視された。それによると、資産運用会社と投機筋、中央銀行、政府系ファンドを含む「全顧客」は米国債のショートポジションを2006年5月以来の水準に引き上げ、アクティブ顧客によるショートはデータ蓄積開始以来の高水準となった。

  ムニューシン米財務長官が次期FRB議長候補でパウエル氏を支持しているとのポリティコの報道が手掛かりとなって、ケビン・ウォーシュ氏が指名されるとの観測を背景にした前週の国債売りは後退した。
原題:U.S. Stocks Add to Records as Treasuries Advance: Markets Wrap(抜粋)
USTs Hold Short-Squeeze Gains; Abu Dhabi Deal Weighs on Long-End(抜粋)
JPMorgan Clients Most Bearish on Treasuries Since 2006: Chart(抜粋)
OIL FUTURES: WTI Drops to Two-Week Low Ahead of Inventory Data(抜粋)
ETF Buyers Exit SPDR Gold as Fed Fears Eclipse Missile Mayhem(抜粋)

◎欧州株:ストックス600、9営業日続伸-小売り株に買い

  3日の欧州株式相場は小幅上昇し、指標のストックス欧州600指数は9営業日続伸となった。公益事業株が下げたものの、小売株への買いが全体を押し上げた。

  ストックス600は0.2%高の390.72で終了。9営業日の上昇率は2.3%に拡大。

  業種別19指数のうち12指数が上昇。小売株は0.9%上げ、1カ月ぶりの高水準に達した。一方、公益事業株は0.7%安。構成銘柄のうち上昇したのは389銘柄、下落したのは199銘柄だった。

  域内の主要指数では、英FTSE100指数が0.4%高。ドイツのDAX指数は0.6%、フランスのCAC40指数は0.3%それぞれ上昇。スペインのIBEX35指数はほぼ変わらず。
原題:European Stocks Rise as Retailers’ Jump OutweighsUtilities(抜粋)

◎欧州債:中核国債は下げ幅縮小-スペイン債は続落

  3日の欧州債市場では中核国債が下げ幅を縮小する展開となった。2日はリスクオフ主体で踏み上げの動きが見られていた。スペイン国債は2日連続で際立って軟調だった。

  この日のドイツ国債の出来高は同国の祝日のため小さかった。先物の12月限は4ティック低下。

  ECBの公的部門債券購入プログラム(PSPP)の月次データに基づきブルームバーグが試算したところによると、購入済みドイツ国債の加重平均残存期間は9月に約6.56年と、8月の5.79年から伸びた。

  スペイン10年債利回りは3bp上昇。一時は1.7%と、4月20日以来の高水準を付けた。
原題:Core Bonds Stabilize, Spain Lags; End-of-Day Curves,Spreads(抜粋)

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中
    LEARN MORE