英国のデービス欧州連合(EU)離脱担当相は、離脱交渉が前進せずEUと合意が成立しない場合の用意を万全に整えておくため、政府は取り組みを強化していると明らかにした。

  デービス氏はマンチェスターで開催された保守党の党大会で「いかなる結果にも備えておくため、政府内では強い決意を持って緊急計画の策定に取り組む作業が進行中だ」と発言。「われわれはそれを望んではいないが、用意しておく必要があるからだ」 と続けた。

  EUは英国が離脱時の支払い項目を確定させないまま、将来の貿易関係に交渉を進めることを拒んでいる。複数の英政府高官は、こうしたEUの姿勢が合意なしに英国がEUを離脱するリスクを高めていると指摘。EUは英国により明確さを要求している一方で、交渉を前進させるため具体的に何が必要なのかを明らかにせず、英国の不満は増大していると述べた。

  デービス氏はそれぞれの地域に住む互いの市民が享受する権利について早期の合意に期待を表明しつつ、離脱に際した支払額に関してはEUの要求を「微に入り細をうがって」調べ、交渉で問題にしていく姿勢を示した。

原題:Davis Says U.K. Is Making Contingency Plans for No-Deal Brexit(抜粋)

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