家計の借金増大は経済成長の勢いを短期的に押し上げる一方で、銀行危機の脅威などその金融リスクは隠れてしまう恐れがあると、国際通貨基金(IMF)が3日付のリポートで警告した。

  同リポートによれば、国内総生産(GDP)に占める家計債務の拡大は通常、成長加速と失業率低下をもたらすと指摘した上で、こうしたプラスの影響は3-5年で反転する傾向にあり、銀行危機のリスクを高めると続けた。

  リポートはIMFが11日に発表する世界金融安定報告の一部。IMFは「家計債務の増大は、経済成長に短期的な恩恵をもたらす一方で、中期的にはマクロ経済と金融の安定に影響を及ぼす代償を抱えている」と記述した。

  金融危機以後の家計債務は先進国と新興国の両方で増大している。IMFの調査によれば、先進国ではGDPに対する家計債務の比率(中間値)が2008年から16年の間で52%から63%に上昇し、新興国でも15%から21%に拡大した。

原題:Growth Boosts From Household Debt Will Be Short-Lived, IMF Warns(抜粋)

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