「モナコ」という名の仮想通貨が5月17日以降に一時695%値上がりした。同通貨の発行会社がビザのブランドの支払いカードを発行するとツイートしたことが手掛かり。モナコとビザは合意に至っていなかった。

  発行会社は5月中にビザブランドのカードの利点を説明するプレスリリースも出したが、その際もビザとの合意はなかった。

モナコのCEO
モナコのCEO
出典:モナコ

  ただ、モナコはビザからライセンスを供与された発行会社のワイヤカードと協力している。ビザの広報担当リア・カデメノス氏によれば、ビザはモナコについて審査中。

  同氏は真実でない提携関係を2回も宣伝したことが審査にどう影響するかについては述べなかった。ワイヤカードにコメントを求めたが応答はない。

  モナコのクリス・マースザレク最高経営責任者(CEO)はインタビューで、「振り返って考えると、まだビザの名前を出す時ではなかったかもしれない。審査が終わるまで待つのが慎重なやり方だった」と話した。

  同社は8月31日のリリースで新しいモバイルアプリケーションと5種類の支払いカード発行の計画を明らかにしたが、その中にビザの名前はなかった。仮想通貨モナコの価値は同日29%下落した。それでも、5月17日に比べると3倍になっている。

原題:Cryptocurrency Up 695% on Deal With Visa That Didn’t Happen (1)(抜粋)

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