きょうの国内市況(10月3日):株式、債券、為替市場

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●日本株2年ぶり高値、米景況良好と円安で投資家心理好転-内外需買い

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  東京株式相場は上昇し、主要株価指数は2年ぶりの高値を更新。米国の製造業統計が13年ぶりの高水準となり、世界景気の現状が楽観視されたほか、為替も円安方向で推移し、投資家心理が好転した。電機など輸出株や非鉄金属など素材株、不動産や電力、医薬品など内需株も高い。

  TOPIXの終値は前日比10.84ポイント(0.6%)高の1684.46と3営業日ぶりに反発。日経平均株価は213円29銭(1%)高の2万0614円07銭と続伸。両指数とも2015年8月以来の高値となった。

  三菱UFJモルガン・スタンレー証券の折見世記シニア投資ストラテジストは、「為替の動きと連動しており、昨日の水準を抜け円安になったことが大きい」と指摘。米供給管理協会(ISM)の製造業統計が良く、ドルが堅調だったところにポジション調整の円売りなどで弾みがつき、「株式先物買い・円売りを同時に建てている短期筋が動いた印象」と話した。

  東証1部33業種は不動産、電気・ガス、医薬品、倉庫・運輸、非鉄金属、電機、鉄鋼、輸送用機器、陸運など32業種が上げ、前日の海外原油安を受けた鉱業の1業種のみ下落。売買代金上位では、モルガン・スタンレーMUFG証券が投資判断を強気に上げたアドバンテストが大幅高し、米投資ファンドのベインキャピタルが株式公開買い付け(TOB)で買収するアサツーディ・ケイは急騰。半面、ゴールドマン・サックス証券が判断を下げた資生堂、業績計画を下方修正したしまむらは安い。

  東証1部の売買高は14億5094万株、売買代金は2兆2822億円。値上がり銘柄数は1172、値下がりは759。

●長期金利が上昇、10年債入札結果弱めで売り圧力-押し目買いが下支え

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  債券市場では長期金利が一時約2カ月ぶりの高水準を付けた。この日に実施された10年債入札の結果が市場予想を下回ったことから売り圧力が掛かった。

  現物債市場で長期金利の指標となる新発10年物国債の348回債利回りは、日本相互証券が公表した前日午後3時時点の参照値より0.5ベーシスポイント(bp)高い0.075%で寄り付いた。午後には一時0.08%と、新発債として7月26日以来の水準まで売られ、その後は0.075%に戻して推移している。

  メリルリンチ日本証券の大崎秀一チーフ金利ストラテジストは、10年債入札について「弱めの結果だった」と指摘。「安くなっているので買いたい投資家はかなりいるが、米国の税制改革や追加利上げ観測を受けた海外金利の上昇傾向を背景にやや様子見姿勢になっており買いのタイミングを探っている」と述べた。

  長期国債先物市場で中心限月12月物は前日比1銭安の150円17銭で取引を開始。午後に10年入札の結果が判明すると売りが優勢となり、150円08銭まで下落した。引けにかけては買い戻される展開となり、結局は5銭高の150円23銭で引けた。

  財務省がこの日に実施した10年利付国債入札の結果は、最低落札価格が100円17銭と、市場予想の100円20銭を下回った。一方、投資家需要の強弱を反映する応札倍率は4.08倍と、前回の3.95倍から上昇。小さければ好調を示すテール(最低と平均落札価格の差)は5銭と、前回と同水準だった。

●ドル全面高、米経済楽観で対円で一時113円台前半-ユーロ続落

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  東京外国為替市場ではドルが全面高。良好な経済指標を受けて米経済への楽観的な見方が広がる中、ドル・円相場は一時1ドル=113円台へ上昇した。

  ドルは前日に続いて主要10通貨全てに対して上昇。対円では日本株の上昇を背景に112円台後半から一時113円銭20銭と3営業ぶりの水準まで値を切り上げた。午後3時59分現在は112円96銭前後で推移している。

  東海東京証券金融市場部外貨管理グループの吉田幹彦グループリーダーは、米国の12月利上げが本線となり、北朝鮮リスクも今のところ小康状態という中で、ドル・円は高値を買いに行く「期初の相場」になっていると説明。米供給管理協会(ISM)製造業景況指数の雇用指数も強かったことから「米雇用統計を控えてドル・円は売りづらい」と話した。

  豪ドルは対ドルで1豪ドル=0.7786ドルまで下落。豪中銀が声明で豪ドル高への懸念をあらためて示したことを受け、7月18日の安値に並んだ。豪中銀はこの日の会合で政策金利を市場の予想通り1.5%に据え置いた。

  ユーロ・ドル相場は9月下旬の安値を割り込み、1ユーロ=1.1696ドルと8月17日以来の水準までユーロ安・ドル高が進行。ポンド・ドルは1ポンド=1.3230ドルまで下落し、9月14日以来の安値を更新した。

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