米信用情報会社エキファックスがサイバー攻撃による顧客情報への不正アクセスが発生した後も手放さず、管理を続けている情報がある。7100社分の給与明細データだ。

  全米のバンカーや技術者、他の人材の報酬とキャリアを追跡したデータベースという企業秘密の宝庫が、エキファックス内に保管されている。米国人1億4300万人分の別のデータバンクへの不正アクセスをエキファックスは防げなかったが、同社の分析に大きく依存する雇用主が最新情報のアップデートをやめることは恐らくなさそうだ。

  ハッカー侵入が9月に発表された後、米上位企業40社(社員数は合計約1250万人)にブルームバーグ・ニュースが接触し、失業保険申請や雇用資格、税額控除関連のサービスを提供するエキファックスと契約を続けるか尋ねたところ、現在の関係を絶つと回答した企業はなかった。

  米最大の民間雇用主であるウォルマート・ストアーズなど数社は、エキファックスとの情報共有を今後も継続する方針を確認。他の企業は同社との関係についてコメントを控えるか、これまでのところ問い合わせのメッセージに回答していない。ハッカー攻撃前にその種の情報を渡していなかったのは、わずか6社前後だった。

  ウォルマートの広報担当ダン・トポレク氏は「われわれが提携する業務分野は不正アクセスに巻き込まれていないとエキファックスから確認を受けた」とし、「当社の情報のセキュリティーに関するエキファックスとの協議を続けていく」と電子メールで説明した。

  

原題:Equifax Amassed Salary Details for People at 7,100 Companies (1)(抜粋)

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