スペイン政府与党と議会で共闘体制を組むシウダダノスのリベラ党首は2日、ラホイ首相と会談し、憲法上の危機を収束させるためカタルーニャ州政府の自治権を停止し、新たな地方選挙を実施するよう求めたことを明らかにした。

People react while listening to a televised speech by Mariano Rajoy, Spain's prime minister, after a banned Catalan referendum in Barcelona, Spain, on Sunday, Oct. 1, 2017. Photographer: Angel Navarrete/Bloomberg

People react while listening to a televised speech by Mariano Rajoy, Spain's prime minister, after a banned Catalan referendum in Barcelona, Spain, on Sunday, Oct. 1, 2017. Photographer: Angel Navarrete/Bloomberg

写真家:Angel Navarrete / Bloomberg

  カタルーニャ州で創設され、独立に反対するシウダダノスのリベラ党首は自治権停止について、「民主主義に対するクーデターが行われている現在、投票に行って拉致されないようにするにはこの方法しかないだろう」と述べた。

  ラホイ首相には、フランコ独裁体制以後最大の危機の解決策を見つけるよう圧力がかかっている。カタルーニャ州の独立派らは、憲法裁判所が違憲と判断していた1日の住民投票の結果、住民の信託を受けたとして週内にも独立宣言を行うと示唆している。

  住民投票が行われた1日には中央政府が送り込んだ警官隊と独立派住民らが衝突し多くの負傷者が出た。カタラ法相は2日、自治権停止も含め、利用可能な手段を全て行使して法の支配を実行すると述べた。

  スペイン憲法155条は、首相が最終手段としてカタルーニャ州の自治権を停止することを認めている。シウダダノスのリベラ党首はマドリードでの首相との会談後、独立派が一方的に独立宣言を行う前に自治権を停止するよう首相に促したと語った。

  カタルーニャ州の独立を支持する労働組合は警察の暴力に抗議するため、3日からストライキを行うと宣言した。社会労働党を率いるペドロ・サンチェス氏も2日、ラホイ首相と会談。首相に対して直ちにカタルーニャ州のプチデモン首相と協議を開始するよう求めたと会談後に語った。

  プチデモン首相から独立を認めるよう求められた欧州連合(EU)は拒否。これはスペインの国内問題であり、カタルーニャが独立したとしてもEUには属することにはならないとした。欧州委員会のシナス報道官は2日、ブリュッセルで記者団に対し、この問題は「スペインの憲法秩序に沿って扱われる」べきだと語った。

 
原題:Rajoy’s Main Ally Urges Him to Suspend Catalan Government (1)(抜粋)

最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中 LEARN MORE