2日の米株式相場は続伸し、主な株価指数が最高値を更新した。米供給管理協会(ISM)の製造業総合景況指数が13年ぶりの高水準となったことや、税制改革実現の見通しを受け、米経済への楽観が広がった。一方、国債は朝方に荒い値動きとなったものの午後は静かな取引となり、前週末とほぼ変わらずの水準で終えた。

  • 米国株は続伸、S&P500種が最高値-製造業指数の好調追い風に
  • 米国債はほぼ変わらず、朝方は不安定な動き
  • NY原油は3週間ぶり大幅安、OPEC増産で
  • NY金は続落、6週間ぶり安値-ドルや株価の上昇で

  S&P500種株価指数は前週末比0.4%高の2529.12と、連日の過去最高値更新。ダウ工業株30種平均は152.51ドル(0.7%)上げて22557.60ドル。ニューヨーク時間午後5時現在、米10年債利回りは1ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)上昇の2.34%。

  10-12月期最初の営業日だったこの日は、中国や日本で製造業の堅調を示唆する経済指標が出たことで世界的に株高となり、米市場もその流れを引き継いだ。成長重視型の米税制改革への期待や、より積極的な引き締め政策に傾倒した候補者が次期連邦準備制度理事会(FRB)議長に指名されるとの観測も投資家の注目を集めた。

  ニューヨーク原油先物市場ではウェスト・テキサス・インターミディエート(WTI)先物が反落。3週間ぶりの大幅安となった。石油輸出国機構(OPEC)の生産が先月に増加したと同時に、米国の掘削も活発化した。ドルの上昇も原油価格の重しになった。ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のWTI先物11月限は前週末比1.09ドル(2.1%)安の1バレル=50.58ドルで終了。ロンドンICEの北海ブレント12月限は67セント下げて56.12ドル。

  ニューヨーク金先物相場は続落。ドルの堅調や株式相場の上昇を背景に、金は約6週間ぶりの安値に下げた。ニューヨーク商品取引所(COMEX)の金先物12月限は前週末比0.7%安の1オンス=1275.80ドルで終了。

  ウェルズ・ファーゴの株式戦略部門責任者、クリス・ハービー氏は電話で、リフレーション・トレード、税制改革、テクノロジーという3つのテーマがこの日の米国株取引に影響したと述べた。

  ラスベガスで1日夜に発生した銃乱射事件も意識され、早い時間から銃器関連株が大幅上昇。銃器メーカーのアメリカン・アウトドア・ブランズ(AOBC、旧称スミス&ウェッソン・ホールディング)は一時8.2%高となった。

  米国債はまず中央銀行からの短期債需要を支えに上昇したが、9月のISM製造業総合景況指数が2004年5月以来の高水準となったことが明らかになった後に売られるなど、朝方の値動きが激しかった。この日は中期債が短期債や長期債をしのぐパフォーマンスとなった。

原題:U.S. Stocks, Dollar Gain as Manufacturing Surges: Markets Wrap(抜粋)
Las Vegas Horror Drives All-Too-Predictable Gun Stock Rally(抜粋)
Treasuries Near Unchanged in Choppy Session; Belly Outperforms(抜粋)
OIL FUTURES: WTI Falls by Most in Three Weeks, OPEC Output Rises(抜粋)
PRECIOUS: Gold Drops to Six-Week Low as Dollar and Stocks Rally(抜粋)

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