10月2日の海外株式・債券・為替・商品市場

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欧米市場の株式、債券、為替、商品相場は 次の通り。

◎NY外為:ドルは堅調を維持、ISM製造業景況指数が予想上回り

  2日のニューヨーク外国為替市場ではドルが上昇。米供給管理協会(ISM)の製造業景況指数が13年ぶりの高水準となったため、アジア市場での堅調な地合いを維持した。

  今週発表される雇用関連指標待ちの雰囲気が強い中、ラスベガスで起きた銃乱射事件の影響で、商いは低調だった。スペインのカタルーニャ自治州独立の是非を問う住民投票が実施されたため、ユーロ圏周辺国の国債相場が下落。これを嫌気してユーロは下げた。

  ニューヨーク時間午後5時現在、主要10通貨に対するドルの動きを示すブルームバーグ・ドル・スポット指数は前営業日比0.5%上昇。ドルは対ユーロで0.7%高の1ユーロ=1.1733ドル、対円では0.2%上げて1ドル=112円77銭。

  9月の製造業総合景況指数は60.8と、前月の58.8から上昇し2004年5月以来の高水準をつけた。仕入価格指数は71.5と、予想の63.0を上回った。

  今週発表の一連の米経済指標は、6日の雇用統計でクライマックスを迎える。最近のハリケーンの影響で雇用の伸びは鈍化すると予想されている。

欧州時間の取引

  ユーロは主要10通貨の大半に対して下げた。スペインの裁判所がカタルーニャの住民投票を違憲と判断したものの、投票は決行されたことが売りを誘った。カタルーニャ独立派の指導者らは独立を宣言する構えを見せている一方、欧州連合(EU)は独立の承認を拒否している。ユーロは対ドルで1.1730ドルが支持線となった。

  ドルは米国債利回りにつれて対円で上昇、113円06銭の高値を付けた後は伸び悩んだ。
原題:Dollar Holds Gains After U.S. ISM Manufacturing Beats Estimates(抜粋)
USD Rebuilds Gain After ISM Shows Price Pressures: Inside G-10(抜粋)

◎米国株・国債・商品:S&P500また最高値更新-原油・金は下げ

  2日の米株式相場は続伸し、主な株価指数が最高値を更新した。米供給管理協会(ISM)の製造業総合景況指数が13年ぶりの高水準となったことや、税制改革実現の見通しを受け、米経済への楽観が広がった。一方、国債は朝方に荒い値動きとなったものの午後は静かな取引となり、前週末とほぼ変わらずの水準で終えた。

  • 米国株は続伸、S&P500種が最高値-製造業指数の好調追い風に
  • 米国債はほぼ変わらず、朝方は不安定な動き
  • NY原油は3週間ぶり大幅安、OPEC増産で
  • NY金は続落、6週間ぶり安値-ドルや株価の上昇で

  S&P500種株価指数は前週末比0.4%高の2529.12と、連日の過去最高値更新。ダウ工業株30種平均は152.51ドル(0.7%)上げて22557.60ドル。ニューヨーク時間午後5時現在、米10年債利回りは1ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)上昇の2.34%。

  10-12月期最初の営業日だったこの日は、中国や日本で製造業の堅調を示唆する経済指標が出たことで世界的に株高となり、米市場もその流れを引き継いだ。成長重視型の米税制改革への期待や、より積極的な引き締め政策に傾倒した候補者が次期連邦準備制度理事会(FRB)議長に指名されるとの観測も投資家の注目を集めた。

  ニューヨーク原油先物市場ではウェスト・テキサス・インターミディエート(WTI)先物が反落。3週間ぶりの大幅安となった。石油輸出国機構(OPEC)の生産が先月に増加したと同時に、米国の掘削も活発化した。ドルの上昇も原油価格の重しになった。ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のWTI先物11月限は前週末比1.09ドル(2.1%)安の1バレル=50.58ドルで終了。ロンドンICEの北海ブレント12月限は67セント下げて56.12ドル。

  ニューヨーク金先物相場は続落。ドルの堅調や株式相場の上昇を背景に、金は約6週間ぶりの安値に下げた。ニューヨーク商品取引所(COMEX)の金先物12月限は前週末比0.7%安の1オンス=1275.80ドルで終了。

  ウェルズ・ファーゴの株式戦略部門責任者、クリス・ハービー氏は電話で、リフレーション・トレード、税制改革、テクノロジーという3つのテーマがこの日の米国株取引に影響したと述べた。

  ラスベガスで1日夜に発生した銃乱射事件も意識され、早い時間から銃器関連株が大幅上昇。銃器メーカーのアメリカン・アウトドア・ブランズ(AOBC、旧称スミス&ウェッソン・ホールディング)は一時8.2%高となった。

  米国債はまず中央銀行からの短期債需要を支えに上昇したが、9月のISM製造業総合景況指数が2004年5月以来の高水準となったことが明らかになった後に売られるなど、朝方の値動きが激しかった。この日は中期債が短期債や長期債をしのぐパフォーマンスとなった。
原題:U.S. Stocks, Dollar Gain as Manufacturing Surges: Markets Wrap(抜粋)
Las Vegas Horror Drives All-Too-Predictable Gun Stock Rally(抜粋)
Treasuries Near Unchanged in Choppy Session; Belly Outperforms(抜粋)
OIL FUTURES: WTI Falls by Most in Three Weeks, OPEC Output Rises(抜粋)
PRECIOUS: Gold Drops to Six-Week Low as Dollar and Stocks Rally(抜粋)

◎欧州株:ストックス600、3カ月ぶり高値-スペイン株は下げる

  2日の欧州株式相場は8営業日続伸し、指標のストックス欧州600指数は6月後半以来の高値を付けた。米供給管理協会(ISM)が発表した9月の製造業総合景況指数で、米製造業が13年ぶりの速いペースで拡大したことが示唆された。

  • ストックス600指数は0.5%高の390.13で終了。業種別19指数のうち14指数が上昇
  • 域内の主要指数では、英FTSE100指数が0.9%高。ドイツのDAX指数は0.6%上昇、フランスのCAC40指数は0.4%、イタリアのFTSE・MIB指数は0.5%それぞれ上げた
  • スペインのIBEX35指数は1.2%安。カタルーニャ自治州で行われた独立の是非を問う住民投票を巡る緊張の高まりが背景にある

原題:Europe Stocks Reach 3-Month High as U.S. ISM Data Beat Estimates(抜粋)

◎欧州債:スペイン中心に周辺国債が下落-カタルーニャ情勢で

2日の欧州債市場ではスペイン国債を中心に周辺国債が下落し、スプレッドが拡大した。独立の是非を問うカタルーニャ自治州の住民投票ではスペイン治安当局と市民が衝突し、情勢の悪化が影響した。リスクオフの動きがやや優勢となったことを受けて、ドイツ債先物は午前に買われた。

  • スペイン10年債利回りは一時11bp上昇。住民投票を巡る緊張の高まりが背景にある
    • カタラ司法相は、カタルーニャで法が順守されるよう利用可能なあらゆる手段を検討すると表明。必要に応じ自治権を停止させることも否定しなかった
  • ドイツ債は上昇。午前中に先物で合計1万3013枚の6つのブロック取引が成立したことが手掛かり
  • ユーロ参加国の国債利回りとスプレッドの一覧はこちらをクリックしてください
  • 備考:カタルーニャ州首相、週内の独立宣言を示唆-EUに支持訴え

原題:Spanish Bonds Lead Peripherals Lower; End-of-Day Curves, Spreads(抜粋)

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