ユーロ圏の製造業では、旺盛な需要で生産能力が限界に達しており、雇用拡大が急務となっている。

  IHSマークイットが2日発表した9月のユーロ圏製造業購買担当者指数(PMI)改定値は58.1と、8月の57.4から上昇。速報値の58.2から小幅に下方修正されたものの、依然として約6年半ぶりの高水準にある。雇用指数はデータ集計が始まった1997年以降で最大の伸びを記録した。

  これらの数値は、今年のユーロ圏成長率が2.2%と、10年ぶりの高成長となるペースにあることを示唆。世界の活発な貿易と中央銀行の金融緩和策、政治リスクが相まって成長を支えている。

  IHSマークイットのチーフエコノミスト、クリス・ウィリアムソン氏は「ユーロ圏製造業は9月に一段と活況を呈した」と指摘。「製造業は受注の急激な伸びを背景に、20年にわたるPMI調査で類を見なかったペースで雇用を拡大させている。このような生産能力拡大にもかかわらず受注残高は加速度的に膨らんでおり、雇用拡大がまだ続く余地があることを示唆している」と語った。

  PMIによると、9月の製造業活動はドイツとオランダで大きく伸びるなど全てのユーロ主要参加国で拡大。ギリシャは2008年6月以来の力強い伸びを示した。

原題:Euro Factories Add Jobs in Struggle to Keep Up With Order Boom(抜粋)

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