メイ英首相はジョンソン外相を更迭するよう求める与党保守党内の圧力にさらされている。保守党大会がマンチェスターで1日開幕し、欧州連合(EU)離脱について独自の方針を公言し首相の権威を損なう同外相への対応が注目されている。

  党首を狙っていると常に目されるジョンソン氏はここ2週間に2回、離脱を巡るメイ首相の方針に反旗を翻した。メイ首相は1日、外相は「更迭不可能なのか」との問いに苦笑いで応じ回答を避けた。

  国民投票でEU離脱を決めて以来、英政府の安定性には疑問がつきまとう。国内の強硬派とEU側交渉担当者の板挟みとなるメイ首相はなかなかリーダーシップを発揮できない。

  今週の党大会でメイ首相は、党を率いているのは自分だと明確に示す必要がある。ラボバンクの為替戦略責任者ジェーン・フォリー氏は「党大会でメイ首相のリーダーシップに対する挑戦があればポンドは下がるだろう」と話した。

  ハモンド財務相は2日午前、市場もにらんでの緊張緩和の試みで「本当に意味があるのは英国とEU側チームとの交渉プロセスだ。他の全ては雑音にすぎない」とITVに語った。

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