北朝鮮や貿易問題を巡り米中関係が緊張する中で、ティラーソン米国務長官は12時間足らずの中国訪問で、米中首脳の個人的な結び付きを強調し、米中間の協調を演出した。

  中国の習近平国家主席はティラ-ソン長官との9月30日の会談で、トランプ米大統領との米国での会談や数回に及ぶ電話会談や書簡のやり取りについて、「われわれは中国と米国の関係発展を後押しするため、熟慮された取り組みを行ってきた」と説明し、「われわれ2人は非常に良好な実務関係と個人的な友好を続けている」と述べた。

ティラーソン長官と王外相(9月30日)
ティラーソン長官と王外相(9月30日)
写真家:Andy Wong / AFP via Getty Images

  会談は北京の人民大会堂で開催された。同長官は中国の外交トップである楊潔篪国務委員と王毅外相とも会談した。

  非公開の場ではより中身のある話し合いが持たれた可能性があるが、写真撮影など記者団の前では北朝鮮問題への言及はなく、ティラーソン長官も南シナ海における中国の人工島建設を取り上げなかった。

原題:Tillerson Masters the Art of Comity in Talks With China Leaders(抜粋)

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