スマートベータやファクター投資へ資産配分、向こう5年で増加-調査

  • 政府系ファンドと保険会社だけでなく、リテール投資家も増やす予定
  • パッシブ型はもちろん、伝統的アクティブ型からも資金流入

政府系ファンド(SWF)や保険会社は向こう5年にスマートベータを含むクオンツ戦略ファンドに資金を一段と振り向けようとしている。インベスコの調査で分かった。リスクを減らしつつリターンの向上を図る。

  同調査によると機関投資家は、いわゆるファクター投資への資産配分を現在の12%から2022年までに18%に増やす見通し。個人などリテール投資家も現在の8%から17%に拡大見込みという。調査では、世界各地から計7兆ドル(約790兆円)を運用する投資家から108件の回答を得た。

  スマートベータおよびファクター投資は、コンピューターをベースとするクオンツモデルを活用。指数連動のパッシブ型ファンドと同程度の手数料で、市場を上回るリターン獲得を目指す。

  インベスコのクオンツ戦略チームのメンバー、ゲオルク・エルセサー氏はインタビューで、「多くの投資家が考えていることだ」と指摘。「リターン向上で多くの資金がパッシブ型ファンドから流入しているほか、伝統的なアクティブ型ファンドからも入ってきている。ファクター投資は株式投資分野でパッシブや伝統的アクティブに並ぶ第3の柱になった。保険会社が早くから動いたほか、SWFも大変目立つ」と語った。

  調査によると、ファクター投資需要は伸びており、投資家の資産配分は昨年の12%から14%に増えた。主要機関投資家、リテール、地域を問わず拡大。回答者が示した主な理由はリスク低減で、これにリターン向上やコスト削減が続いた。現在は株式が主体のファクター投資だが、債券など別の資産クラスでの需要も増えつつあると、インベスコは説明している。

原題:Sovereign Funds Pull Money From Active to Invest in Smart Beta(抜粋)

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