スペイン・カタルーニャ自治州独立派の指導者らは1日、週内にも一方的な独立宣言を行う可能性を示唆した。この日実施された同州の独立の是非を問う住民投票では、投票阻止を図る警官隊と独立派住民が各地で衝突、数百人が負傷した。

サント・フリア・デラミスの投票所近くでの警官隊と住民の衝突(1日)
サント・フリア・デラミスの投票所近くでの警官隊と住民の衝突(1日)
写真家:Angel Navarrete / Bloomberg

  同州のプチデモン首相は数日中に州議会に住民投票の結果を通告すると約束するとともに、欧州連合(EU)に支持を訴えた。同首相によると、州議会は同州の住民投票法に沿って行動し、通告から48時間以内に独立を宣言する可能性がある。

  プチデモン首相はテレビ放映された演説で、「カタルーニャの市民らは独立国家を樹立する権利を得た」と語った。トゥルル州政府報道官は2日未明の記者会見で、総投票数230万のうち200万票が独立賛成だったと述べた。有権者数は500万人強。中央政府による投票阻止が始まる前、独立派指導者らは約180万票を獲得すれば、独立宣言に十分だろうと述べていた。

  予定通り進めば、プチデモン首相は6日に独立を宣言する見込みだ。シドニー時間早朝の外為取引でユーロは0.2%下落し、1ユーロ=1.1791ドルを付けた。

  同州の独立宣言には法律上の効力がなく、国際社会から認められない可能性が高いが、それでも中央政府および国家機関の権威に対する歴史的な異議申し立てとなる。

  ラホイ首相は1日夜、憲法の秩序維持に「冷静沈着」に取り組んだとして、投票箱撤去などを行った警察を称賛。国民向け演説で、「われわれの法の支配が、民主主義へのこれほどの規模の攻撃を撃退する手段を有していることをわれわれは証明した」と発言。「違法行為を組織し、われわれの共通の絆を断った者以外を罪に問うべきではない。子どもたちの洗脳、判事やジャーナリストの迫害など民主主義者なら嫌悪するに違いない行動をわれわれは目にしてきた」と語った。

  1日午前9時の投票開始前、一部投票所を警官隊が急襲し、投票支持者らを引きずり出したほか、住民を警棒で殴打したり、ゴム弾を発射した。しかし州政府によれば、73%の場所で投票が実施されている。カタルーニャ州政府によれば、少なくとも465人が負傷した。

原題:Catalans Signal They May Declare Independence Within a Week (1)(抜粋)
Rajoy Invites PR Nightmare as Spanish Police Beat Catalan Voters (抜粋)

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