NY外為(29日):ドル続落、FRB議長人事を意識-月間では上昇

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29日のニューヨーク外国為替市場ではドルが小幅続落。月末のポジション調整や米連邦準備制度理事会(FRB)議長後任人事を巡る報道を受け、不安定な値動きとなった。月間ベースでは2月以来初めて上昇した。

  ニューヨーク時間午後5時現在、主要10通貨に対するドルの動きを示すブルームバーグ・ドル・スポット指数は前日比0.1%未満の低下。ただ週間ベースでは3週連続高となった。ドルは対ユーロで0.2%安の1ユーロ=1.1814ドル、対円では0.2%上げて1ドル=112円51銭。

  トランプ米大統領とムニューシン財務長官がケビン・ウォーシュ氏と面談、次期連邦準備制度理事会(FRB)議長指名の可能性を巡り意見交換したとの報道を受け、ドルは朝方に急伸したが、これをこの日の高値に下げに転じた。米金融政策当局がインフレ指標として重視する個人消費支出(PCE)価格指数が市場予想に届かなかった。ドルは主要10通貨のうち7通貨に対しては値上がりした。

  ドルは対円で朝方、期待外れのPCE価格指数の発表後に日中安値をつけた後、ウォーシュ氏関連報道を受けて1ドル=112円74銭の日中高値をつけた。

  米政権当局者は、大統領と財務長官がウォーシュ氏と面談したことを確認。ただ、別の当局者によれば、大統領は既に他の候補者とも面談している。ウォーシュ氏のほかにトランプ大統領が次期FRB議長候補として検討しているとされているのは、現職のイエレン議長、スタンフォード大学教授のジョン・テーラー元財務次官、BB&T前最高経営責任者(CEO)のジョン・アリソン氏、コロンビア大学経営大学院学長のグレン・ハバード氏など。

欧州時間の取引

  ユーロは、心理的節目である1ユーロ=1.18ドルを挟んで上下0.2%という狭いレンジでもみ合った。月末・期末のポジション調整に支えられる一方、重要な経済指標の発表を前に不安定な値動きだった。

  9月のユーロ圏のインフレ率が上昇予想に反して前月比変わらずだったことが伝わり、ユーロは1.1790ドルを割り込む場面もあったが、下げは限定的だった。

原題:Dollar Posts First Monthly Gain Since Feb. Amid Fed Chair Talk(抜粋)
Euro Set for Best Quarterly Run Since 2014 Despite Monthly Drop(抜粋)

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