米大統領はコーン、イエレン、ウォーシュ、パウエル各氏と面談-関係者

更新日時
  • 大統領と財務長官は28日にウォーシュ氏、27日にパウエル理事と面接
  • トランプ大統領:FRB議長人事を2-3週間以内に決定へ

トランプ米大統領は連邦準備制度理事会(FRB)の次期議長に誰を指名するか検討する中で、イエレン現議長とコーン国家経済会議(NEC)委員長、パウエルFRB理事、ウォーシュ元FRB理事とこれまでに面談した。事情に詳しい関係者3人が明らかにした。

  政権当局者によると、トランプ大統領とムニューシン財務長官は27日にパウエル氏と面接。28日にはウォーシュ氏と面談したと当局者2人は明らかにした。トランプ大統領はコーン氏と次期FRB議長職について話し合ったほか、イエレン議長とも面談したと事情に詳しい関係者の1人は話した。
  
  同大統領はホワイトハウスで、「すでにFRB議長の候補と4回面接をした。2、3週間内に決断を下す」と発言。ニュージャージー州ベドミンスターのゴルフクラブに向かうため、大統領専用ヘリに乗り込む前に記者団に話した。

  イエレン現議長は来年2月で任期切れとなる。ウォーシュ氏面接が報道された後の市場では、金融株が上昇し、債券は下落した。

  現在スタンフォード大学フーバー研究所のフェローを務めるウォーシュ氏(47)は2006-11年にかけてFRB理事を務め、モルガン・スタンレーでの経験を生かし金融危機の封じ込めに重要な役割を果たした。危機以降の景気刺激的な金融政策には批判的で、効果がない一方で危険な副作用の可能性があると論じていた。  

ケビン・ウォーシュ元FRB理事

撮影 : Andrew Harrer/Bloomberg

  ほかにトランプ大統領が次期FRB議長候補として検討しているとされているのはスタンフォード大学教授のジョン・テーラー元財務次官、BB&T前最高経営責任者(CEO)のジョン・アリソン氏、コロンビア大学経営大学院学長のグレン・ハバード氏。

  パウエル氏(64)は現在のFRB理事で唯一の共和党系。タルーロ元理事が4月に退任して以降、短期的ではあるが規制監督業務をうまく率いており、両党議員の間で確固たる評判を得ている。同氏はFRB入りする前、プライベートエクイティ(PE、未公開株)投資会社カーライル・グループに8年間在籍した経歴を持つ。

  ウォーシュ、パウエル両氏との面談については、先に米紙ウォールストリート・ジャーナルが報じていた。FRBはコメントを控えた。

  
原題:Trump Is Said to Talk to Cohn, Yellen, Warsh and Powell for Fed(抜粋)

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中
    LEARN MORE