月初好調の人民元、今は値下がりするばかり-弱気派も強気派も困惑

  • 元売り・外貨買いの為替フォワード取引要件緩和で流れ変わる
  • 29日も元下落、週間ではアジア通貨で最も大きな下げ

中国人民元について言えば、強気になるのも弱気になるのも難しい。9月初めの時点では人民元の対ドルでの上昇は急で、人民元の相対力指数(RSI、14日物)は12年ぶりの高水準だった。

  慎重な弱気見通しを堅持していたアナリストは、年末の元相場予想を超えて人民元が上昇していくのを眺めていることしかできなかった。その流れが変わったのは8日。人民元売り・外貨買いの為替フォワード取引の要件緩和を受け、今度は人民元が値下がりするばかりとなった。

  29日の上海市場で人民元は上海時間午前10時21分(日本時間同11時21分)現在、前日比0.4%安の1ドル=6.6821元。週間ベースでは1.4%下げ、アジア通貨の中で最も大きく下げている。RSIは1月3日以来の低水準だ。

  中国人民銀行(中央銀行)は毎営業日発表する人民元の中心レートを市場予想より高く設定しているものの、弱気なセンチメントが広がっている。高めの中心レートは最近の元安は急過ぎると当局が見ているシグナルだ。

  人民銀に28日、ファクスで問い合わせたが返答はない。人民銀は為替市場における同行の動きについて一般的にコメントすることはない。市場は少なくとも来週、平静を取り戻す。国慶節(建国記念日)などの連休で、来週の本土金融市場は全休となるからだ。

原題:Yuan Traders Get Whiplash as Currency Tumbles Fastest in Asia(抜粋)

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