米ハーツ株、最近の急伸の陰に空売り投資家-下落余地も拡大

  • 株価は6月の安値から173%上昇、ショートカバーが寄与
  • ハリケーン後の需要増やレンタル料金上昇も押し上げ要因

企業の株価が3カ月で3倍近く上昇するのは、大抵は経営陣がホットな成長ストーリーを描いているときだが、米レンタカー会社ハーツ・グローバル・ホールディングスの場合にそれは当てはまらないようだ。

  レンタル料金上昇やハリケーン襲来後の需要急増など若干の前向きな展開が強気派を鼓舞する一方で、最近の株価急伸を支えているのはショートセラー(空売り投資家)とみられる。

  バークレイズのアナリスト、ダン・レビ氏は「ショートカバーが今回の上昇に寄与したのは確かだ」と指摘した。同氏の目標株価は9ドル。27日の終値は23.71ドルだった。

  資産家カール・アイカーン氏が35%保有しているとはいえ、ハーツ株は大量に空売りされている。同社株の4分の1余りをショートセラーが保有し、若干の好材料で株価上昇に弾みがつけば一部が買い戻す。これが短期的に株価を押し上げているものの、下落余地も拡大している。

  レビ氏はインタビューで、「多くのリスクと多くの課題がある」と述べた。ハーツの広報担当に取材を試みたが、返答はない。

  ハーツ株は6月21日に8.70ドルと、2009年3月以来の安値で終了。その後、27日の取引終了時までに173%上昇した。同じ期間のS&P500種株価指数の上昇率は2.9%。 

原題:Hertz Stock Price Defies Dour Outlook as Shorts Get Squeezed (1)(抜粋)

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